ハイブリッド・エンジン

【ハイブリッド・エンジン(6)】トルクミックス

2016年の世界情勢で、車の燃費をさらに向上させることは必須の目標です。ヨーロッパ(EU)の2021年の規制ででは、日本のJC08規制より実走に近い規制で、日本の誇るハイブリッド車であるプリウスの40km/Lでもクリアすることは叶わないと見られています。
そこでハイブリッド・エンジンを主として、現在の自動車用エンジンについて、周辺知識を含めて基礎知識を確かめておきたいと考えます。

【ハイブリッド・エンジン(5)】アトキンソンサイクル・エンジン➡

熱効率60%の内燃機関が可能か?

ハイブリッドカーの種類。

トヨタ・プリウスE-Four

トヨタ・プリウスHV・E4システム

出典:http://toyota.jp/prius/performance/hv_system/

「パラレル方式」、「シリーズ・パラレル方式(スプリット方式)」、「シリーズ方式」の3種類に分類されていますが、新方式が出てきているので、無理に分類するのもおかしな話です。

1.パラレル方式

主役がエンジンで、モーターがサポート役の「パラレル方式」

エンジンによる走行が主体。発進時に最大の力が出るモーターの特性を活かし、エンジンが燃料を多く消費する発進・加速時に、モーターでサポートする方式。従来のクルマにモーターと

バッテリーなどを追加するだけのシンプルな機構。

ホンダ・シビックなど、ホンダが得意とする方式ですが、効率ではどうしてもトヨタ方式にとどきません。

2.シリーズ・パラレル方式(スプリット方式とも言われる)

低速はモーターだけで走り、速度が上がるとエンジンとモーターが助け合う「シリーズ・パラレル方式」。

発進・低速時はモーターだけで走行し、速度が上がるとエンジンとモーターが効率よくパワーを分担。動力分割機構や発電機などがあり構成は複雑。エンジンは発電機も回す。

トヨタがプリウスなどに搭載する方式で、特許を押さえており、現在、最も効率が良いと思われる。

トヨタ公式サイト/ハイブリッド走行

出典:http://www.toyota.co.jp/jpn/tech/environment/hv/

低速:EV走行

EV

通常:ミックス走行

HV

急加速:ミックス+バッテリー

急加速

制動:回生

回生

3.シリーズ方式

モーターだけで走る電気自動車「シリーズ方式」

エンジンを発電機の動力としてのみ使用し、モーターだけで走る方式。

動力機構そのものは電気自動車ですが、エンジンを搭載しているためハイブリッドカーの一種に含まれる。

ホンダ・オデッセイ方式では、低速時にエンジンは発電に特化しているが、高速時にはエンジン直結で走行するのでシリーズ・パラレル方式とも言えます。

ホンダ公式サイト/オデッセイHV

オデッセイhybrid

出典:http://www.honda.co.jp/ODYSSEY/webcatalog/performance/?from=ODY_mn_performance

・・・つづく

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