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【旧陸軍航空隊・三式戦闘機「飛燕」の復元】首なし飛燕の物語[3]

2016/10/22

川崎重工業が戦争中の三式戦闘機「飛燕(ひえん)」を復元したそうです。かなり精密にオリジナルのままに復元したようです。記事の中では飛行可能であるのかはわかりません。

先のとがった美しいシルエットを見せる、当時、日本の戦闘機では唯一のシルエットでしたが、国際的には、むしろ多くの事例が見られる姿でした。

☚【旧陸軍航空隊・三式戦闘機「飛燕」の復元】首なし飛燕の物語[2]

飛燕の残したもの「初めに考え方ありき」


製品の規格をするとき、国際標準と特徴の出し方に、ヒントを残してくれました。「ガラケー」と言われる、日本独特の進化を見せた携帯電話市場で、インターネットの普及で国際規格となり、スマートホン市場で駆逐されてしまった日本メーカーの在り方など、普遍的な価値観の作り方を感じさせます。

日本独特の「武士道」の中で、エンジンをDBのライセンス生産としたことが、思想の混乱をもたらしたのでしょうが、Bf109が終戦間際まで3,000馬力級までパワーアップされたエンジンへの転送を繰り返し、戦闘力を失わなかったのと比較して、ゼロ戦は1,500馬力級までにとどまり終戦間際には、ほとんど戦闘力を失い、特攻機となったことを考えると、一点集中したことの功罪に興味は尽きません。

Bf109は設計段階で、その当時、計画されていたあらゆるエンジンに積み替えられるように設計されたと言います。それに対して、1,000馬力の栄エンジンで、そのとき出来る限りの性能を出させることに集中し、後にエンジン転装を難しくしたゼロ戦の考え方は、日本人の特徴でもあります。短期主義と長期を見越した思想との比較でもあります。しかし、現在、「省資源」が叫ばれる中、日本人の「目の前のぎりぎりの節約」に絞った見方が功を奏しています。さて、世界はどのように動き、先行きどのような考え方が適合できるのでしょうか?

物事は「初めに考え方ありき」ですね。

 

 

 

 

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