トヨタ・TNGA 大人の車学

【グローバル発注と系列】カルロス日産と章男トヨタの戦い[3]

2017/05/05

写真出典:トヨタ・GAZOO
http://gazoo.com/CAR/history/Pages/car_history_103.aspx

(1)日本経済新聞 電子版2017/1/4 5:30
日産のゴーン社長が引き金を引く再編劇

(2)ロイター日本版 Business 2016年 12月 30日
「トヨタ、新型パワートレーン外販へ 投資回収を加速」



グローバル発注と系列

いよいよ世界の自動車関連サプライヤーの再編が進むのでしょうか? 日産とトヨタは対照的なサプライヤー体制を取ってきましたが、ここに来て、日産自動車は従来の日本式系列の解体を進めて、ついにファンド(KKR)に配下の「カルソニックカイセイ」を売却しました。

一方トヨタは日本式系列体制の代表者でありますが、プリウスのハイブリッド・パワーシステムをスバルやスズキに供給するというのです。これで資金回収を急速に進め、次の開発に乗り出すスピードを速める狙いのようです。

【グローバル発注と系列】カルロス日産と章男トヨタの戦い[2]

日本的「人間の絆」

マツコが「夜の巷を徘徊する」で、トヨタと競演! 時速240kmがマツコを魅了!!【画像あり】

でご紹介した豊田章男社長の振る舞いは、極めて日本的「人間の絆」を大切にした言動でした。しかし、ファンドは資金効率に集中しており、さらにはゴールドマンサックス(GS)の作ったアコーディア・ゴルフの経営方針のように、労働者の権利までも無視した、投資家の利益を第一とした言動であります。

さらには村上ファンドグループのように「物言う株主」と自ら称して「違法性」が疑われる極端な活動をする者もいます。グローバル企業では、この歪と向き合いながら資金効率で優れた方式が生き残ることになります。私たちにとっても極めて身近な問題なのです。

世界は極右傾向に・・・

トランプアメリカ大統領がフォードのメキシコ移転を阻みました。GMのメキシコからの逆輸入には高い関税を掛けるとしています。自由競争を阻害してでもグローバル化に歯止めをかける方針です。世界の政治の情勢では、今年はフィリピン、EUなどでもグローバル化に反対する勢力が大幅に増えると考えられています。この世界の潮流はグローバル化による「格差拡大」を反映しており、止めることが難しい「基本的人権の確保」を目指す流れでもあります。

【いま世界は・?】ポピュリズムと反グローバリズム[1] でご紹介したように、世界中で向き合わなければならない課題です。「何のためにグローバル経済を求めるのか?」。 「カルロス日産と章男トヨタ」に限った問題ではなく、足元の労働者の権利を守れない、主権を守れない社会の実在を考えてみなければなりません。

【グローバル発注と系列】自動車メーカーは消滅する?

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