トランプ・アメリカ大統領

【トランプ新アメリカ大統領の就任演説(1)】実行がもたらすもの

東洋経済 ONLINE http://toyokeizai.net/articles/-/154827?page=5
過激?慎重?これがトランプ就任演説全文だ
新大統領が説く「アメリカの再建」とは?

トランプ新アメリカ大統領の説く「格差のメカニズム」

■産業の空洞化

アメリカ国内で一部の富裕層が出来て、大多数の貧困層が不満を募らせる極端な格差について、中国・日本・メキシコなど、海外の国々の責任であるとしている認識のようです。

「産業の空洞化」が起きて、工場労働者の仕事がなくなっていった動きについて、政治家が怠慢でメキシコなどの工場で生産された製品が、逆輸入されることで仕事が失われたとしているようです。確かに製造業は人件費の安い国で生産して世界に販売することが、現代のビジネスモデルとなっています。

日本でも、ユニクロなどが作り上げたビジネスモデルが分りやすいと思います。人件費の安い中国で生産することで、日本に運んできても大変安く販売出来てきました。カジュアルウエアの低価格化にはびっくりしたものです。その代り日本国内の生産工場は壊滅的打撃を受けて、閉鎖されて行きました。


自動車産業も中国などに生産移転が相次ぎ、国内生産工場は閉鎖とリストラが続きました。この現象は世界に人件費が安い国がある限り続いて移転していきます。多くの産業がブローバル企業となり世界中に展開していきました。

これをトランプ新アメリカ大統領は「政治家の怠慢と、企業経営者の落ち度である」として個別に引きとどめているのです。確かに「産業の空洞化」と呼ばれる現象で、仕事がなくなるメカニズムとしては現実の動きです。しかし、世界で企業の活動範囲をグローバル化したことで、当然に起きる競争で、企業が生き残るには安い労働力を求めていきます。これが市場主義経済です。これを押しとどめることで値段が上がり、企業は世界で競争力をなくします。すると世界経済の中ではアメリカ企業もこれまで通り、安い労働力を求めていくしかありません。アメリカ国内だけが価格が上がるのです。アメリカ国民は高い製品を買わざるを得なくなり、結局は給料が上がらないのと同じになるのです。アメリカ国内だけ「地産地消」にならざるを得ません。そして世界中で市場を閉鎖することで格差がなくなるのでしょうか?

完全に閉鎖された市場とすることで格差がなくなるのでしょうか?

利益の配分が公平にならなければ、企業は成長が止まり、アメリカ以外で成長するしかありません。アメリカ企業は海外でより激しく利益を求めていくことになります。それを「アメリカが第一」と言うのでしょう。トランプ新アメリカ大統領はファンドの利益も求めてきますので、世界の国が許すはずもありません。もう資本主義の市場争いで、帝国主義同士の覇権争の武力衝突は御免です。

■格差の拡大

では「格差の拡大」は失業によるものでしょうか? 全てではないことは明白です。アメリカの経営者の報酬は大手では年間10億円にも達します。日本の経営者は1億円程度

【トランプ新アメリカ大統領の就任演説(2)】実行がもたらすもの➡

【トランプ大統領の就任演説(1)】注目・?「勝ちたかった」
【天才・トランプ次期アメリカ大統領(1)】グローバル化に歯止め?
【トランプ次期アメリカ大統領は縦思考(1)】アコーディア・ゴルフと類似性
【トランプ次期大統領・利益相反問題(1)】
【トランプ次期大統領就任式まで僅か(1)】「反知性主義」知性のもたらしたもの
【トランプ次期大統領・記者会見】自己愛性人格障害?
【トランプ氏メリル・ストリープさんの非難に対して反撃(1)】
【メリル・ストリープさんゴールデングローブ賞、受賞(1)】トランプ氏の行為を批判
【置き去りにされた人々(1)】トランプ現象の真実[1]
【トランプ次期アメリカ大統領(16)】政治の私物化[1]
【トランプ次期アメリカ大統領(14)】会議が苦手[1]
【トランプ次期アメリカ大統領(9)】アスペルガー症候群[1]

 

-トランプ・アメリカ大統領