アコーディア・ゴルフ 日記

【資金効率(12)】アセットライト[9]

星野リゾート、アコーディア・ゴルフなど「資金効率の面」からアセットライト経営を目指す動きがあります。ファンド全盛の時代、企業が取り組まなければならない課題でもあります。

【本物の資金効率(1)】  【資金効率(1)】3つの業種[1]などでご紹介した資金効率を考えた「アセットライト経営」について、見ておきましょう。


☚【資金効率(11)】アセットライト[8]
☚【資金効率(4)】アセットライト[1]

 

■問題は配当負担

ファンドなどの株式市場での投資家の見方では良いのですが、企業側から見ると配当負担が有利子負債と同じにのしかかってきます。

アコーディア・ゴルフもS-REIT配当負担が、幾人かの専門家の分析でも、銀行借り入れに比較して年間40~50億円増えているようです。すると実施前の純利益を全てなくしてしまう結果となります。つまり決算上のB/Sの数字は改善するのですがP/Lの利益はなくなってしまうのです。さらにAGアセットからゴルフ場運営業務費として支払われる金額の中から、利益を出して税金と配当をしなければなりません。その費用が余計に掛かり、とてもアセットライトのメリットは出てこないのです。むろん土地売却で得た資金を次の事業展開に投入していれば、売り上げが伸びてメリットが生まれ、配当金負担を凌ぐことが出来るのかもしれません。しかし、残念ながら自社株買いと銀行借り入れ返済に使われて、次の事業展開には殆ど投資されませんでした。そのためS-REITの配当負担が、グループ全体の収益性を大幅に落としているとみられるのです。

アコーディア・ゴルフとAGアッセット分社化の狙い

S-REITで敷地を売却して自社株買いをこなうのに、アコーディア・ゴルフ本体とAGアセットに分社化する必要性がどこにあったのかが疑問です。

単に土地売却で資金を得て、自社株買いで株主還元をするのであれば、分社化の必要性はありません。80コースと40コースに分けると言っても、分社化の必要はないはずです。もともと一つの企業であったものを連結の必要のない形、すなわち契約でゴルフ場運営を請け負う形にしたのは、どうしてなのか? 連結子会社の形でも良いはずですし、もともと分社化の必要がないはずです。またAGアセットの側に、不当労働行為の疑いの危険性まで冒して、社員まで移していますが、この意味が不明です。

連結決算逃れ?

ここで連結決算逃れの疑いがあります。つまりグループ全体で分社化の前と同じビジネスモデル、殆ど同じ規模ですので、S-REIT配当金負担が重くのしかかっているはずです。年間40~50億円の負担増加とすると・・・

【資金効率(13)】アセットライト[10]➡

【市場を掘り起こすとは?(1)】ライフスタイルに提案[1]
【本物の資金効率(1)】
【資金効率(1)】3つの業種[1]
【市場を掘り起こすとは?(1)】ライフスタイルに提案[1]
【グローバル発注と系列】カルロス日産と章男トヨタの戦い[1]
【アコーディア・ゴルフのMBKパートナーズによる買収について(1)】
「東芝、横須賀の植物工場を12月末に閉鎖。レタスなどの生産・販売も終了」[1]
【ゴルフ場の立地条件(1)】たまに集客の達人!

 

-アコーディア・ゴルフ, 日記