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【2017トヨタが優勝したWRC】ラリーの楽しみ方を知りたい人へ(11) サスペンションとボディ

2017年2月、テレビ朝日「世界ラリー応援宣言・地球の走り方」(深夜放送)が始まりました。そしてその直後、18年ぶりに世界ラリー選手権(WRC)に参戦したトヨタが、スウェーデンラリーで優勝したのを知っていますか? 今、ラリーが再び日本でブームになりそうな予感? でも「ラリー」っていったい何?という人は、ちょっと知恵をつけて楽しんでみましょう。

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サスペンションとボディー

2017年のトヨタ・ヤリスのラリーカーを見ていると、車高が低いのが分ります。最近のWRCの路面が推察出来て興味深いのです。

ダウンフォース (down force) は、走行する自動車に対して空力によって発生する、負の揚力、つまり自動車が地面に押さえつけられる向きに発生する力である。現代のレーシングカーでは、高速で走行しながらコーナーを曲がるため、ダウン(下向き)フォース(力)を得るように設計されている。

引用:ウィキペディア

私のように古い人間にはラリーはオフロードを走る耐久レースのイメージが強いのですが、最新のトヨタ・ヤリスの姿は、ツーリングカー・レースのように車高が低く、重心を低くして空力を重視し、強力なダウンフォースを得て地面に張り付いてコーナリングスピードを上げようとしているように感じます。もちろん、氷結路面のように極端に滑りやすい路面でも直進能力を保つには、ダウンフォースが必要です。

引用:http://toyotagazooracing.com/jp/wrc/cars/2017.html

サスペンションとボディのアンダー・プラットフォームの兼ね合いでは、いかにプラットフォームの剛性が大事であるのかを、新型スバル・インプレッサの試乗(試乗記をご覧ください)で思い知らされました。半世紀ほど車を運転してきた身で、新たな感動を覚えた一瞬でした。

※プラットフォームとは、車のボディ設計の基本部分。「シャーシ」や「車台」とも呼ばれる。

↓↓↓トヨタ・プリウスのプラットフォーム(TNGA)。

引用:http://toyota.jp/prius/tnga/

<関連記事>TNGA

ラリーにおいては特に、サスペンション・セッティングを決めるにしても、プラットフォームが脆弱だとサスペンションを固めた衝撃がもろに当たり、プラットフォームが不規則な振動をして、サスペンションセッティングを狂わせてしまうのです。そこでプラットフォームの剛性を固めておけば調整に幅が出来、サスペンションだけで、ラリー各コースに合わせたセッティングが決まりやすくなります。

↓↓↓トヨタ・ヤリス。優勝したスウェーデンラリー走行時の1枚。ダンパーまで見えます! このような過酷な状況でもびくともしないプラットフォームが必要。

引用:http://toyotagazooracing.com/jp/wrc/report/2017/02/03.html

ラリー車は車体の剛性強化では、かなりの改造が許されているはずで、市販車のプラットフォームがやわでもラリー車は固めることが出来るはずです。それでも基本の剛性が確保されていれば、不規則な動きをしないため、サスペンションセッティングが決まりやすくなっているはずです。これがかなり大事なことであることを実感したのは、免許を取ってから50年たったつい先日であったことは恥ずかしい限りです。

次は、トヨタがヤリスを選んだわけ➡➡

 

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