トランプ・アメリカ大統領

【北朝鮮ICBMはアメリカのレッドラインか?(4)】ICBMはもう古い!

2017/04/29

写真出典:ウィキぺディア https://ja.wikipedia.org/wiki/弾道ミサイル

アメリカ・トランプ政権は北朝鮮に対する軍事行動について最終判断基準(レッドライン)を決めていないように見えます。「第6回目の核実験とICBM発射実験に成功したら攻撃する」が当初基準としていたように聞こえます。

北朝鮮はこの限度を超えないように、25日も長距離砲訓練にとどめて、この基準を守っているように見えます。さてICBMとはそれほど重要かつ有効な核武装なのでしょうか?

➡【北朝鮮ICBMはアメリカのレッドラインか?(3)】ICBMはもう古い!

➡【北朝鮮ICBMはアメリカのレッドラインか?(1)】ICBMはもう古い!


③「ICBM開発前の今、軍事的手段で北朝鮮の核開発を止めておくべきであった」となる可能性。

ICBM実験に成功して6回目の核実験にも成功して、小型核弾頭を固形燃料ICBMに搭載して実戦配備出来たところで、アメリカの第一撃で破壊されてしまいます。アメリカ本土に向けて先制攻撃しても、迎撃システムで撃墜されてしまいます。現在の開発中の装備が整っても、アメリカに対する実際の核抑止力にはならないのです。日本の攻撃についても何らかの被害をもたらすでしょうが、アメリカの反撃を受けて北朝鮮も壊滅することに変わりはなく、核抑止力としては不十分です。


それでも大きな犠牲を出すことが出来るので、アメリカの攻撃を躊躇させることはできます。

どこまで行ってもこのレベルであり、アメリカは、また中途半端な妥協で済ませることが出来るのです。

本命は潜水艦搭載SLBM

北朝鮮も実際の目標はSLBMにあるのでしょう。しかし、これには「音の出ない大型潜水艦」が必要です。この「音の出ない・・」が問題で、中国でもつい最近獲得できた状態です。この技術には日本の工作機械が大きく貢献しており、旧ソビエト、現在のロシアの潜水艦の能力が上がったのは日本の技術、工作機械を手に入れたからだと見られていました。中国が世界の工場となり、多くの企業が中国生産を開始したころ、この技術の流失が心配されたのですが、やはり新幹線の技術なども中国は日本から得た物であっても独自の技術として輸出までしています。

つい最近、アメリカの空母打撃群の駆逐艦・巡洋艦・フリゲート艦などで囲まれた、潜水艦警戒空母中心の円陣の中に、中国原子力潜水艦がアメリカ軍に気付かれない打ちに、浮上して見せて大きなショックをアメリカ軍に与えました。このレベルになるまでは、太平洋に出る前に日本の自衛隊などに探知されて追跡を受ける危険が出ます。北朝鮮がこのレベルに達するのは、総合的技術レベルの向上が必要で、無誘導の弾道弾を開発するよりも難しいのです。

ICBMは核武装の象徴でしかないと考えてよいのでしょう。

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