アコーディア・ゴルフ

【PGAゴルファーライフスタイル調査】体質改善

私も社会に出て働き始めてすでに半世紀が過ぎました。その間、各種の業種に関わってきています。

➡【PGA「ゴルファーライフスタイル調査」について】縄張りを解除せよ[1]


業界別体質

その中では「下請け」の立場で不愉快な思いをさせられたのが強烈な印象です。「働き方改革」と現政権は叫んでいますが、このピラミッド構造を崩さない限り問題は解消しないでしょう。発注者としての立場からは「下請け」の人権はないのです。

私はゴルフ産業には「客」としての立場から接してきました。また会員、つまり出資者としての立場でも関わってきました。にもかかわらず、かなりの確率で「不愉快な思い」をうけてきました。不動産取引の次でしょうか?


不動産取引も、かれこれ40回程度の経験になるでしょうか? 大人になって独立して、平均すると毎年一回は不動産取引をしてきたことになります。不動産営業マンは数百人と接してきました。しかし、2度同じ営業マンに頼んだことは2回だけです。つまり不動産営業は個人とはリピート取引をしないのが原則なのです。いやそういう体質になってしまっています。

そして不思議なことは、こちらが客として制度について詳しいと分ると取引を断る業者すら出ました。不動産営業にとっては法律や制度に詳しいと怖がり、嫌われることです。これはマンション管理に関することでは、管理会社、管理組合からも嫌われます。管理組合では管理会社の強引な違法とも考えられる取引に関して、所有者としての立場から「制止」すると、個人の名誉棄損になる嘘のうわさを流されてしまいます。他の組合員、すなわち所有者が目覚めることを嫌うのです。

つまり制度に詳しいと嫌われるのは「騙せない」からです。それは不動産取引、マンション管理業務の多くに違法性があり、その発覚を嫌うのです。

ゴルフ業界の体質について批判されることをゴルフ業界の関係者は、ひどく嫌います。必ずと言って良いほど「個人攻撃」をします。それほど「やましい気持ち」があることになります。

ゴルフはリピート商売

時折、ゴルフ練習場でメーカーなどの試打会が行われています。出くわしたときには、試打してみることもあります。その時、最近は試打クラブを選んでいると営業マンが「これがいいでしょう」と先回りして選んでくれることもあります。それはたいていRシャフトです。「柔らかいかな?」と思いながらも純正シャフトの癖を見るのには柔らかいことが幸いなのでそのまま打ちます。しばらくすると当たり始めます。「なんだお前は・?」と言わんばかりに営業マンは口を閉ざします。今度はXシャフトを試します。当たると営業マンは不愉快そうに口をききません。そのような場合、自由に試打して私も何も言わずに立ち去ります。つまり営業マンにとって私のような老人は「シャフトは5R」でなければならないのです。

ツアーADの試打会では「BBー7X」で、女性の営業補助者が「7割成功ですね」と一言でしたが、そのほかのメーカー担当者は口をききませんでした。それでBBシャフトは買いませんでした。

短時間なら今の7Xシャフトでも打てるのですが、6Sまでにしないと1ラウンド続かないのです。現在では5Sが1ラウンドでは限界でしょう。衰えを感じているとき「上から目線」の言い方を聞いているのは苦痛です。


仕事がら全国のホテルを泊まり歩きました。不愉快な思いもありましたが、やはり数えるばかりです。しかし、ゴルフ関係では数えきれないほど不愉快な思いをしています。確率でホテル業界の3倍はあるでしょう。これは業界体質です。不動産取引では80%不愉快な思いをしています。これが不動産業界の体質です。マンション管理会社では100%不愉快です。9カ所でマンション管理組合に所属しましたが、管理組合の違法行為が常態化している体質です。

問題なのは自動車ディーラーでの不愉快な思いが、近年常態化していることです。危険を伴うだけにこれは社会問題化しなければならないでしょう。

社会全体でコンプライアンス「順法」精神が欠如していきます。

ゴルフ業界は「客商売」ですが、不動産業界と違ってリピートしてもらわねばならない業種ですので、客対応のまずさは、第一に解消してしまわねばなりません。体質改善ですので大変困難です。

PGAの活動は正論

倉本PGA会長の活動は大変正論です。そのうえで、ゴルフ市場は競技ゴルフと必ずしも一致しないのです。そのためPGAの市場拡大の努力は、トーナメントプロを目指す人には刺激になります。しかし、競技ゴルフはファンでも草ゴルフを楽しむ人々を増やすには微力です。

その上に、業界の体質が「客商売」になっていないのが、まず最大で当面の改善しなければならない課題です。これが理解できないと効率が悪く苦労することでしょう。権威主義とブランド志向を排除して、クリアな気持ちで見直すことです。

プロ野球の危機が「王、長嶋」のスーパースターがいた時代のままの思いで野球関係者がいたことで、知らぬ間に訪れました。サッカーは初めからファンを獲得していく必要があったので、地域密着の努力と同時に進められて来ています。現在ではプロ野球チームも地域密着の努力をしています。

ゴルフ場は、どれほど地域密着の概念を持っていたでしょうか?

パブリックゴルフ場では、以前から地域密着の努力をしているようです。会員制でなかっただけに、時間をかけて地域のファンを作り出しています。それは少々の変更で、地域の市場開拓が出来る体質になっていると言うことです。

PGAが努力し始めたのは真に正論であり、少しずつ効果が出るはずですが、マイナス要素を排除することをしなければなりません。業界の体質との格闘ですので、これは倉本PGA会長としても困難を極めるでしょう。

【PGA「ゴルファーライフスタイル調査」について】倉本会長の言葉



 

-アコーディア・ゴルフ