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【北朝鮮ミサイル危機】「映画13デイズ(キューバ危機)」の様相

2017/09/12

1962年核戦争の直前まで追い詰められた世界を画いた映画「13デイズ(2001)」がありました。現在、北朝鮮とアメリカは同じように「核戦争の危険」と向き合っています。韓国・日本が当事国でありながら、「蚊帳の外」である現実をどのように理解したらよいものでしょうか?



■日本はアメリカの核の傘・軍事力で守られている


各分野の専門家を含めて、日本人の多くは世界情勢における日本の立場を誤って理解しているように感じます。

まず、世界情勢は平和的な話し合いではなかなか決着できない「弱肉強食」の世界にあること。言い換えれば軍事力がなければ侵略を受け、支配されてしまう世界に生きていることです。

日本は明治維新後、いや明治維新の時も欧米各国の植民地化を受けないようにするために、中央集権的国家を作ろうとしてきました。中国を侵略する欧米各国の脅威に気付き、独立を守るべく「富国強兵」を目的としていました。しかし、欧米各国の包囲を受け、解決の手段として戦争に打って出たのだが失敗。敗戦して占領されてしまいました。

戦後から現在まで、主にアメリカの支配を受け、実質的に「アメリカ従属の国」として振る舞っています。軍事的にはもちろん経済的にもアメリカのご機嫌を窺いながらの毎日でした。

確かに、旧ソ連、中国、北朝鮮の侵略を受けたとしても、日本独自では国は守れません。

現在、自衛隊は保有していますが「敵基地攻撃能力」を持っていないように、日本国内に侵攻されたときの戦力しか持たず、それも侵略を受けてから7日間を守れるように準備して、その後はアメリア軍が救援に来ることを前提にしています。その前線基地が日本国内のアメリカ軍基地です。

北朝鮮が日本国内のアメリカ軍基地をミサイルの標的とするのは当然のことです。

旧ソ連、ロシア、中国、北朝鮮などと戦争するための前線基地が日本にあるアメリカ軍基地の位置づけです。さらに核攻撃を受けたり、日本の存立が危うくなるほど攻め込まれてしまったりしたときには、アメリカ軍の核攻撃があると考えられるのです。そのため、日本に核攻撃はもちろんのこと軍事的侵略は出来ないのです。それを「日本はアメリカ軍の核の傘の下にいる」と言われるのです。

つまり「日本の防衛はアメリカ頼み」と言えるのです。

これが日本の現状であり、現実の姿です。

■「アメリカの戦争に巻き込まれる」は間違い

安保法制の議論が起きたとき「集団的自衛権」を行使すると「日本がアメリカの戦争に巻き込まれる恐れが高くなる」と言われてきました。この理解は「間違い」と言い切ってよいでしょう。

例えば、日本がアメリカの軍事力を失った状態で、直接北朝鮮と対峙したときを想像してみてください。無力でしょう。北朝鮮が核ミサイルを盾に、日本に従うよう強制してきたのなら、対抗手段がありません。現状の自衛隊では裸同然です。

これを国連など国際機関で仲裁することは、アメリカの介入なしには考えられないことです。

また、アメリカが世界で行う政治的な動きで戦争が始まっても関与しないとすると、もし日本が侵略されたときアメリカが助けてくれるとは限らないのです。常に一緒に世界情勢には対処することを基本としなければなりません。

つまり、日本はアメリカの属国であるからこそ、現在の平和と発展があることになります。

「アメリカの戦争は日本の戦争」「日本の戦争はアメリカの戦争」としない限り、中国や北朝鮮に従うしかなくなるのです。好むと好まざるを判断することもなく、これが現実です。日本が生きていく条件なのです。

これ以外に考えられるのは、独自の戦力を持つことですが、通常兵器では中国に対抗するには無理があり、結局のところ「費用対効果」を考えると、核武装しかありません。それはつまり、アメリカに対抗しようとしている北朝鮮の姿です。大国に逆らって生きていくには核武装しかないのが現実です。

■井伊直虎の、今川・徳川との関係

今年放映されている、NHKの大河ドラマ「おんな城主 直虎」を思い浮かべてみましょう。そこで描かれている今川家と井伊家との力関係、徳川家との力関係などと、戦国時代の国と国との関係によく似た状況が、現在の世界情勢にもあります。

今川の配下の井伊のこれまでの姿が、アメリカの子分の日本の姿です。

アメリカ親分に付き従うのが日本などで、それに対抗できる勢力としてはロシア、中国に限られます。つまり強大な核戦力を、すでに実戦配備している国に限られるのです。しかし、中国でさえ十分とは言えず、南シナ海を手に入れてSLBM搭載原子力潜水艦を回遊させておくことが出来るまでは、対抗核戦力としては不十分なのです。

厳密に言えば、核戦力としてはロシアしかアメリカと向き合うことはできないと見るべきでしょう。つまり、どの国もアメリカと正面切って戦争が出来ない状況です。

そのアメリカの軍事力の傘の下で、ぬくぬくと育ってきたのが日本の戦後の現実なのです。極論すれば、軍事的にはもちろん経済的にも、日本はいまだにアメリカの実質的占領下にあると見るのが正しいのでしょう。

NHKのドラマに見られる、おたおたと今川に振り回される直虎の姿が日本の姿、として正解なのでしょう。

■2017年8月15日終戦記念日の時点

2017年8月15日終戦記念日の時点では、アメリカと北朝鮮は核戦争の瀬戸際にいると見ておくべきでしょう。

映画「13デイズ」で描かれた、1962年核戦争の直前まで追い詰められた世界との違いは、アメリカの相手はほとんど対等な核戦力を持っているとは言えない北朝鮮であることです。

↓↓↓1962年のキューバ危機を題材にしたサスペンス映画。ケビン・コスナーが大統領特別補佐官役を演じる。ドキュメンタリーではなく史実とは異なる部分がある。

圧倒的な軍事力を持ったアメリカの傲慢さが出るのか? あるいは、勝てるはずもない核戦争にまでエスカレートしてしまう無謀な挑発をしてしまう愚かさを北朝鮮が見せるのか?

グアム島近海にミサイルを打てば、アメリカの反撃は必須です。予告なく行った場合には、戦争必須です。

そこで北朝鮮は予告をして、実験であることを表明しているのでしょうが、それでもアメリカの反撃は避けがたい状況でしょう。

水面下で北朝鮮はアメリカと協議しているはずです。でも開戦するか否かはアメリカ次第になっているように見えます。つまり、北朝鮮にミサイルを打たせて、アメリカが開戦する理由を作る可能性です。

日本は所詮は敗戦国です。アメリカに従うしかない状況です。

この状況(従属国)から脱するとするならば、日本も「核武装」するしかないでありましょう。その理由は前述してあります。

この後は、北朝鮮を核保有国として認めるのか、出来るだけ早く戦争に持ち込むしかないのでしょう。

すると、「核武装した北朝鮮主導で韓国を併合する」ことになりはしないのか?

そしてその後、日本はその国と対峙することとなります。アメリカ頼みがいつまで有効なのかも心配です。

【核抑止力は敵からの先制攻撃に生き残らなければ機能しない】核武装の鉄則➡

※いろんな本を読んで、いろんな映像を見て、知識を得て、客観的に考えることが大切です。

↓↓↓第3次世界大戦を食い止めたのは、対立する米ソ2国の指導者の「理性と英知」だった。ケネディ大統領がフルシチョフ首相と「対話」の道を探る、感動?の実話

 

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↓↓↓世界は全面核戦争の危機に恐怖した。「キューバ危機」から30年目、アメリカで機密文書が公開され、取材班は冷戦崩壊後の旧ソ連、キューバの文書をも入手し、
関係者の証言とともに核兵器を作り出した人間の驕りとおろかさを告発。

 

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