日記

【「一帯一路」と「インド太平洋」構想の衝突(2)】日本核武装論~資本主義が核を持たせる

トランプ米大統領のアジア歴訪が終了した。トランプ大統領、習近平国家主席の動向を分析して、日本の国民はどう考えたらいいのかを探ってみる。2000年当時、メールマガジンでは「中国の脅威」という趣旨の記事を書いて驚かれた(当時、中国は”隣の友人”と言うビジネスマンが多かった)が、どうやら目に見えて現実になってきたようだ。



世界大戦の必然性と核武装のもたらす平和

第一次大戦、第二次世界大戦と起きてきたが、現在70年余り第三次世界大戦は起きていない。この現象を核武装論以外で説明できる歴史学者がいるのであろうか? 説明しているとすれば、現在の社会で日の目を見ることはあるまい。しかし、もし説明できているのなら、大した歴史学者だ。

第一次、第二次の世界大戦の原因は何だったのだろうか? また、第三次世界大戦が起きない理由は何であろうか?

そのヒントが、中国の「一帯一路」、日本の「インド太平構想」の中身にあるだろう。また加味すべきは、ソビエトの崩壊、冷戦終結、中国の開放路線、新資本主義、グローバル経済などである。これらは3つの世界大戦を考えるには考慮に入れなければならないキーワードになる。

 

 

【送料無料の楽天ブックス】

ヨーロッパでの第一次、第二次世界大戦を考えると、その根本は経済争いだ。ヨーロッパ各国は世界を植民地化して発展してきた。近年でよく分るのが石油をめぐる争いだ。産業革命がおき、蒸気機関からガソリンや軽油を燃料とする内燃機関、すなわちエンジンが生まれた。電気利用が発明されオートメーションが生み出され、大量生産、大量消費の経済システムが確立した。するとヨーロッパ列強は石油を求め中東を支配し、製品の売り先を求めて中国など世界を支配してきた。

第一次世界大戦はドイツが破れ決着したが、資本主義の生産力は増えるばかりで、人々は労働者となって給与をもらう立場が大多数となった。一部は出資者側に立ち、大きな利益を得ているが、労働者と出資者との利益の配分はかなり偏り、労働者に対する配分が少ない分、消費に回らない。そのため国内市場では消費力が足りなくなり、世界に出て消費市場を作り上げ、資本主義経済は発展を続けてきた。そのおかげで植民地政策が資源と市場を求めて広がり、列強同士の戦いとなってしまう。第二次世界大戦は、またしてもドイツとフランスなどとの列強の争いとなり、アジアで台頭してきた日本を叩く欧米列強との戦いともなってしまう。日本も列強の植民地となるわけに行かないので軍事優先で防衛・侵略を同時に進めなければならなかった。そして結局は敗戦することで、日本は実質的に植民地となり、現在も続いている。韓国はアメリカに助けられた立場だが、隷属しなければ成り立たない国としては、日本と同じことだ。

 

では、なぜ第三次世界大戦が70年余り起きないのかだが、これは冷戦時代を見れば明確だ。核兵器の配備が進み、戦争が出来ない状況に現在でもあるからだ。

核兵器によるにらみ合いの中で、両者が戦争を仕掛けられずにいる。これは認めたくなくとも現実の姿だ。そのかわり小競り合いを繰り返し、覇権を広げようと画策する姿が、列強にはある。

「中国の一帯一路」「日本のインド太平洋」構想も同じだ。やはり日本も戦前と同じように列強の末席に居り、経済戦争に勝ち抜かねばならない立場なのだ。この経済戦争が武力による戦争に発展するのか否かのとき、「核兵器の使用」を恐れ、躊躇して戦争に至らないのだ。ちょうど現在の北朝鮮とのにらみ合いを見れば明確だ。

配分の歪みがもたらす帝国主義

なぜこのようなメカニズムに終始するのかだが、それは、資本主義の配当金、金利などのカネが、経済サイクルの中から投資家に持ち出され、市場に残らず給料として配分されず「偏った配分」となり、消費者である国民にもたらされないため消費が伸びないからだ。

この仕組みでは、必ず消費のカネが減り、海外に新たな市場を求めなければ経済活動はじり貧となってしまう。そのためグローバル経済が叫ばれ、「新資本主義」などと言った投資家の都合を進める政策が取られるのだ。世界の各国の開発が進めば、いずれ現在の先進国のように経済は停滞する。そこで列強の衝突が起きて「生き残りをかけて戦争するのは、庶民」であるとの構図は変わらない。

このメカニズムが変わらない限り帝国主義ははびこり、絶えることはない。

民主主義の象徴であったアメリカも、中国のように「皇帝の住む館」が必要になる。トランプ大統領の認識ではそれが正義となっている。

日本も、アメリカにも従わず、中国にも従わないとすれば、今のうちに核武装することが必要だろう。なぜかと言うと…

 

【送料無料の楽天ブックス】

なぜかと言うと、韓国に先を越されると恐ろしいことになる。間違いなく今度は、日本が韓国に支配されることになる。日本植民地化の考えを、韓国に持たれるだけで日本は凋落する。早めに核武装論議が必要であるのが現実であろう。

つづく➡【「一帯一路」と「インド太平洋」構想の衝突(3)】核戦力の完成がもたらす平和



-日記