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ゴルフ・石川遼プロが2018年JGTOの選手会長に! 遼君はやはりシロウト。ゴルフ界全体で思い切った改革を期待!

アメリカから帰ってきたゴルフ・石川遼選手が、ジャパンゴルフツアー(JGTO)選手会の会長に史上最年少(26歳110日)で就任。ゴルフ人口が減りつつある中、2018年男子ツアーの再興に臨む。



 

石川遼選手のマネジメント手腕に期待!

石川遼選手は、ジャパンゴルフツアー選手会の会長に史上最年少(26歳110日)で就任となる。


でもこれまでも、自身は米ツアー参戦で忙しいのに、日本に帰ってきたときは、イベントに出席してジュニアにゴルフクラブを1本配布するなどして、ゴルフに興味を持ってもらうよう働きかけていたりしていた。

昨年も、ジュニアゴルフイベント「everyone PROJECT First Golf Festival」を12月10日(日)に神奈川県の横浜カントリークラブで開催。


主眼は、「ゴルフを始めて間もない小学生が試合を体験し、”競技ゴルフ”の緊張感を味わうこと」だった。このような試みを続けることは、ゴルフ界にとってとても意味があるだろう。

ジュニアに働きかけることは、種を蒔いているようなもので、将来にわたってゴルフというスポーツの基盤を作っていくことになる。

ただ、”自身が選手”ということで、やはり試合が出発点になってしまっていることが惜しい。

まだ、ゴルフをあまり知らないジュニアにとって(いやこれは大人でも)、いきなり試合を目標にすること”だけ”に主眼を置いてしまうと、敷居が高くなってしまう。

マーケティング的に言うと、お客様というのは、基本一歩ずつ階段を上がってくるものだからだ。だから、ひとっ飛びに試合に興味を持って上ってくる者もいるかもしれないが、その反対に慎重に一段ずつ上ってくる者もいる。

だから、もっと日常的にゴルフに親しんでもらう方策も必要だと思う。その意味では、以前のイベントで、石川遼選手がゴルフクラブを1本ジュニアに配布したことはいいことだ!と思っていた。ゴルフクラブに初めて触った、振ってみた、ボールにあててみた、飛んだ、面白い!と、本人自身も気づいてはいないが、実は順番に感動していくもの、徐々にゴルフファンになるまでのステップを上がっていくものなのだ。

もちろん、その一段目のステップで諦めてしまう、興味を持てない者もいるのは当然である。だから、諦めないような方策・工夫を付け加えていく。結構、お客様にファンになっていただくと言うのは、アイディアと根気がいるのだ。

でも、あの一世風靡した石川遼選手が主導していること自体が、階段の1段目であることは大きい! それだけで階段を上ってみようと言う理由になるからだ。

石川遼会長の具体的プランについて

大相撲の“地方巡業”をモデルに

ファン獲得へ具体的なプランに挙げるのは、大相撲の“地方巡業”をモデルにしたものだとういう。

たしかに、国技ということですでに国民に定着している大相撲で、TVでも日常的に見ることができる。それでも、「地方巡業が」が春夏秋冬とあって、遠いところでは離島までも、連日力士たちが出回り相撲ファンの心をつかむことを忘れていない。

石川会長はそれが足りないと言っているのだろう。『「ツアーの会場は毎年、ほとんどが決まったコースで行われている」と懸念して、オープンウィークにプロツアーが開催されていない地域で短期間のチャリティ大会などを開催して、人気向上のきっかけを創出したい考え』(GDO記事より)と述べている。

『(分業化が進んでいる)PGAツアーとは違い、僕ら(日本ツアー)は選手が主体となって取り組んでいくことでツアーが良くなるのではないか』(GDO記事より)とも言っていて、動きの悪いPGAとの住み分けも意識できているようだ。

数字の「1」というのがキー

また、石川会長は

「トーナメント会場に足を運んでくださる人、ゴルフファンを”1”人でも増やせるように」

「”1”%でもテレビの視聴率が上がるように」

何かを1つでも良くするために何をすべきかを考えたいとも言っている。

テレビの視聴率について言わせてもらうと、もっとトーナメント放送番組の内容を充実すべきだ。なんの工夫もなく試合を放送しているだけの番組はとてもつまらない。まずは、解説を面白くすること。へたな解説だとみる気がしないし、かといって、かつてのF1の古舘伊知郎のようではただあおるだけで困る。技術、道具、メンタルあらゆる面からアプローチして、楽しませてほしい。トラックマンでの計測表示は、やはり必要不可欠であると思う。既にゴルフを楽しんでいる人は、プロのヘッドスピードや回転数、弾道の変化などに興味を持っているし、見る目を持っているからだ。自分と比較して楽しむのである。たとえ全然及んでなくても、「やっぱりプロはスゲーな~」と思いつつ、また練習場へ行って球を打つのである。

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トーナメント会場に足を運んでくれるように、またゴルフファンを増やせるようにというのは、これはとってつけたような方策だけでは、一時的に増えたとしても、なかなか定着してくれないだろう。ゴルフ練習場、ゴルフコース、ゴルフメーカー、用具販売店、レッスンプロなどと協力して、一連のストーリーをがっちりと考えなければ、階段を上ってきてくれないからだ。

 

アドバイスは「ライフスタイルの中に入り込むこと」

筆者が本気でアドバイスするとしたら…

石川会長の、「ほとんどが決まったコースで行われていると懸念」していることは、間違い。

つまり、大相撲の地方巡業のようにツアー会場を変更するのは間違いだ。逆に、同じコースでできることを大きなチャンスと考えなければならない。今まではそのチャンスが全然活かされていない。

それは、地元の人ののライフスタイルの中に浸透するチャンスだからだ。それを毎年動かすことで、単なるイベントに終わってしまう。競技人口を増やすことが目的だとしたら、同じ土地で根を張って、トーナメントの利を拡大していく方向が良い。

それには、モータースポーツの「ル・マン」を参考にするといいだろう。

参考サイト:『ル・マンの歴史をささえるもの」(トヨタGAZOOレーシング)

「ル・マン」は地域に密着し、地元の人々の高い支持を得ている。地元で毎年楽しみにしている人が、いったい何人いるのだろうか。運営には多くの市民がボランティアとして参加。臨時駐車場の案内係が毎年同じ人、というのはよくある話だ。1000人を超えるマーシャルもボランティア。しかもこの人たちの孫の代までが、「ル・マン」のファン。だから歴史は続く。もう80年を超えている。

例えば、トーナメントを行う地元のレッスンプロとの提携

ステップ1としては、地元に根を張ること。

それにはプロアマも水曜日に必ずやる。ただし、有名人を集めるのではなく、地元のレッスンプロのグループに声をかけ、プロアマトーナメントに参加する生徒の予選会を数か月かけてプロデュースしてもらう。すると、予選会を通った出場する生徒だけでなく、応援に駆け付ける生徒も増える。

予選会を通った生徒に同伴するトーナメントプロは、もちろん昼食会やサインをサービスする。ゴルフファンをがっちりつかむのだ。

また、今年参加した生徒には必ず宿題を出しておく。そうして、来年同じ場所で再開を約束する。すると、生徒はまた努力する。その宿題はもちろんスコアアップでもいいが、レッスン仲間やプレー仲間を増やすことでもよく、インスタなどにあげてもらい、普段プロが見ることもできるようにする。そこまでいけば、かなり絆は強くなる。

要は、地元に幅広く、ち密にライフスタイルの中に入り込んでいくこと。だから、プロにはトーナメント中でも応援に来てくれた顔見知りがいないかどうかを注意深く見ていて、目が合ったら挨拶するくらいの営業が必要だ。

また、そういったきめ細かい活動をする中で、ゴルフメーカーなどのスポンサーに広告のチャンスも与える。それは、ゴルフの輪を広げるため生徒にプレゼントするためもあるし、レッスンプロに宣伝のファクターになってもらうため。その広告効果が顕著になれば、またトーナメントの年間数を増やす材料になるだろう。レッスンプロの営業の支援にもなり、スポンサーの宣伝効果を高めることにもなり、トーナメント数を増やすことにもつながる大切なことだ。

遼君は、マネジメントについてはやはりシロウト。トーナメントプロだけの努力だけではなく、ゴルフに携わる業界全体で一連をストーリーを組み、幅広く、ち密に、そしてライフスタイルの中に浸透させていく方策が必要だろう。

 

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