【あ・うんのゴルフ4スタンス理論を解釈する(52)】ドライバー飛距離[4]

ゴルフギア(道具・用品)

4スタンス理論のA1・A2・B1・B2の4つのスイングタイプとゴルフクラブの関係を考えます。道具とヘッドスピードとの関係はよく言われるのですが、スイングタイプでゴルフクラブの特性を合わせる必要があるのでしょうか?※画像引用 http://taylormadegolf.jp/TaylorMade/M2-Driver/DW-CCB90.html



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スイングタイプ別に相性の良いドライバーヘッド

4スタンス理論のスイングタイプ(A1・A2・B1・B2)別に、相性の良いドライバーヘッドを検証してみましょう。

現在、最も飛ぶスイング軌道は、30年以上前からジャンボ尾崎がやっている「アッパー軌道」(アッパーブロー)です。

2020年に超人ハルクみたいに身体をバージョンアップしてきたブライソン・デシャンボーも飛距離376ヤードを記録しました。身体を鍛えたから飛ぶのも当然ですが、実は、彼のスイングもよく見るとアッパーブローになっているのです。

あとでこれも読んで!!!話題のブライソン・デシャンボーのスイングがすごいところ!!! ヘッドスピード61m/s、飛距離376ヤードの秘密を解説!【動画あり】

 

現在の女子プロの間でも常識化しているので、ヘッドスピードから考えて我々、男子アマチュアゴルファーが実施するのにも適応していると考えられます。

あとでこれも読んで!!!ヘッドスピードが同じなのに、なぜ女子プロはアマチュアより飛ぶのか?タイプ別の力点の話をします。)

 

そこで、アッパー軌道を作りやすいのは、「あ・うんのゴルフ・4スタンス理論」のA1・A2・B1・B2の4つのスイングタイプの中でどれが適しているのかを考えてみましょう。

 

アッパー軌道インパクトのスイングタイプとの相性

■A1・B2(クロスタイプ)はアッパー軌道に向いている!

4スタンス理論のA1・B2(クロスタイプ)はインパクトがU字となり、A2・B1(パラレル)はV字になりやすい特性があります。

それは体重移動の幅が違っているからで、クロスタイプ(A1・B2)は2軸スイングになり、インパクトも長くなります。パラレル(A2・B1)は1軸スイングが向いているのでインパクトは点となり、体重移動は少なく「その場の回転」が強調されます。

すると当然に、2軸スイングのほうが、ヘッド軌道が最下点を過ぎてから上がるときまでフェースの向きをスクエアに保つには向いていることになります。

ジャンボ尾崎がアッパーブローを採用したのは、4スタンス理論のB2で右半身打ちであり、インパクトで右手で押し込む意識があって、当然行きつく結果だったと言えます。また、アッパーに打っていくには、同じパラレルで左半身で引き揚げるイメージのA1と比較しても、インパクトゾーンが右側に来るので、より向いていたものと考えられます。

スゴイと思うのは、後から確立された4スタンス理論がジャンボのスイングを証明できたという点です。

つまり、アッパー軌道、アッパーブローのスイングは4スタンス理論のB2に最も合っていると思われます。

■A2・B1(パラレルタイプ)はアッパー軌道が苦手??

一方、4スタンス理論のA2・B1(パラレルタイプ)では、ボールを最下点より左側に置くアッパー軌道は、得意とするV字軌道(ヒットポイントが1点の軌道)と大きく異なるので苦手であるはずです。採用するには抵抗があるかもしれません。

しかし、これも練習量で左右されますので、プロにとっては飛距離が稼げるのであれば身に付けることは容易であるのかもしれません。

トップトーナメントプロは、パラレルタイプであっても、アッパーブローを現在採用しつつあるようです。女子プロでは常識となっているようですので、ドライバーで飛距離を求めるプロとしては、取り入れていく人が増えるのではないでしょうか?

 

スイングタイプと相性の良いドライバーヘッド

■A1・B2(クロスタイプ)に合うドライバーはやはり!

4スタンス理論のA1・B2(クロスタイプ)がアッパー軌道を採用していくとすると、どんなドライバーヘッドがいいでょうか?

ロフト角は10.5度を最高として、やはり現代の最新理論のヘッドを持つ「テーラーメイドM1・M2」「キャロウエイGBB EPIC STAR」などを採用するのがベストかもしれません。低重心で、ある程度のロフトのあるヘッドが最適です。

ヘッドスピードに合った打ち出し角度、スピン量を見て、最大飛距離が出るロフト角を選ぶのがいいでしょう。

※関連記事【あ・うんのゴルフ4スタンス理論を解釈する(50)】ドライバー飛距離[2]のスピン量、打ち出し角について

↓↓↓こちらは「テーラーメイド SIM MAX 2020年モデル」で、お安くなってます。プロがロフト10.5度を選ぶ時代なので、アマチュアゴルファーは9度ではなく10.5度を選ぶのが賢明です。何故なら、打ち出し角が多いほうが得だからです。年々進化して、振り抜けも良いのに自然と打ち出し角が上がるため、飛距離も伸びるようです。

 

■A2・B1(パラレルタイプ)でも練習次第?

一方、4スタンス理論のA2・B1(パラレルタイプ)では、レベルまたは、ややダウンブローのスイング軌道のほうが振りやすいと感じるのであれば、低重心の最新型のヘッドはクロスタイプと同じとしても、打ち出し角度を見ながらロフトの大きなヘッドを選べば良いのではないでしょうか?

スピン量が大きくなりすぎないように、打ち出し角度が適正になるところを優先して選ぶと良いのでしょう。ヘッドスピード如何でドロップするようだったら、ロフト15度も考えるとよいはずですが、ヘッドスピードが30m/sに近いところになると、キャリーが出てもかえってトータル飛距離が伸びませんので、ロフト12度までで転がりが良いところを探すことも必要でしょう。

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クロス・パラレル両タイプとも、ヘッドスピード別に考えなければなりませんが、打ち出し角度を適正化することを優先したほうが飛距離(キャリー)が出るようです。

あ・うんのゴルフ4スタンス理論を解釈する(53)】ダウンブローの科学1

 

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