「チャーシューメン」のテンポは漫画から始まったわけではないですが、ゴルフではリズムやテンポがやっぱり大事です。生活にもバイオリズムがあるように、ゴルフスイングにも人それぞれのリズムやテンポがあるはずです。テークバックからバックスイング、そしてインパクトまでのタイミング、リズム、テンポはゴルファーみんなの悩みの種で、私もいろいろ試してみたものです。
【あ・うん(4スタンス理論)のゴルフを解釈する(7)】ジャックの体重移動➡
スイングのリズム、テンポのいろいろ
突然ですが、我が家にあるパーシモン時代のドライバーです。現在のドライバーよりすごくちっちゃいです。
私は、ゴルフを始めてはや55年余りです。
始めたころは、パーシモンヘッドにDG(ダイナミックゴールド)シャフトで43インチながら総重量340g以上のクラブを振り回していました。(上のパーシモンドライバーはカーボンにリシャフトしています)さらに、糸巻きコアのボールで250ヤード以上を飛ばしていたのですが、ヘッドの芯にあたることは稀でした(>_<)。
ゴルフスイングで「チャー・シュー・メン」のリズムやテンポが良いとされたのは、その時くらいからですからけっこう昔のことです。かなり前からゴルフをやっているシニアゴルファーはよく知ってますよね。
バブル時代に始めたゴルファーの方は、「あした天気になあれ」というゴルフ漫画で、「チャーシューメン打法」として知っている人も多いでしょう。「チャーシューメン」の掛け声は、漫画の人気によってその時にゴルファーが始めたと勘違いしている人も多いかもしれませんが、それ以前からあるものを漫画家ちばてつやさんが採用したのでしょう。
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また、「チャーシューメン」を「イチ・ニイ・ノー・サン」と言い換えることもありました。つまり、「ノー」と入るところがミソでした。「1・2・3」ではなく「1・2・ノー・3」なのです。
他にも、「1・2・3」のテンポのゴルファーがいるのも確かです。「1・2」(タン・メン)の人は極端で少数派ですが、うらやましくもありました。だって、バックスイングが早く終わって、短い分リズムが狂うことが少ないと思えたからです
私の経験談です。
「チャー・シュー・メン」は大変リズムが遅く、我慢できずに速くなってしまうことがよくありました。でも、そういう日はコースに出ると、不調でどうにもならないのです。リズムを取ろうと心の中で必死に「チャーシュー・メン」と叫んでみても、速くなってしまうのです(^^;。
だから、「1・2」のテンポで打ててしまう人がうらやましくて仕方がありませんでした。
リッキー・ファウラーは、B2タイプなのに「1・2」???
↓↓↓こちらは、リッキー・ファウラーのスイングを見てみると、まさに「1.2」のリズム(テンポ)ですね。2016年。(YouTubeより)
↓↓↓2020年になっても、テンポは「1・2」!
でも、リッキー・ファウラーは4スタンス理論では私と同じB2タイプとされています。だから、「1・2」で打てているのはちょっと違うはずなのですが、プロは練習で相当打ち込んでいるのでもう板についてしまったのでしょう。
リッキー・ファウラーみたいに、自分も「1・2」で打てないかと練習するのですが、なぜかうまくはいきません。「1・2」にすると手打ちがひどいのです。リズムが速くなり、不調の時は手打ちになってしまって体も良く回っていないのでした。
その原因を今になって考えてみると、4スタンス理論の他のタイプの動きをまねて取り入れていたからでした。例えば、「右膝を固定する」「前体重にする」「肘を絞る」などで、それでは私のようなB2タイプの人間は体が動かなくなってしまうからでした。
B2タイプは、「1・2・ノー・3」のテンポがいい!
4スタンス理論では、クロスタイプのB2は「1・2・ノー・3」で、A1は「1・2・3」と考えているようです。だから、「1・2」はB1またはA2のタイプでなければできないようなのです。
つまり、クロスタイプは2軸スイングで体重移動があり、その分ゆっくりです。パラレルタイプのA2やB1のように回転で打つイメージは出ないのです。「1・2」の速いテンポで打てるのは、「その場でくるっと回る」ことができるパラレルタイプだからなのでしょう。
特に、B2はスイングプレーンも8の字を書くようにイメージすると良いようで、ダウンスイングに入るタイミングは時間がかかるようです。なので、「1・2・ノー・3」がいいのでしょう。「ノー」が入るところが,やっぱりミソです!
「4スタンス・ゴルフ」に出会って、ほんとに他のタイプの無理な動きをまねる苦しさから解放されました。・・・【あ・うんのゴルフ(4スタンス理論)を解釈する(9)】スタンス幅は肩幅➡
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