「ビートたけしのTVタックル」に出ていた亀戸の弁当屋『キッチンDIVE』が、このコロナ禍でも売り上げを伸ばしているという。それにはやはり売り方のコツがあるようだ。店舗運営やビジネスの参考になるかもしれないので挙げておこう!(この記事は店舗コンサル・マーケティングとして書いています)
コロナ禍でも絶好調の弁当店・キッチンDIVE
10月18日(日)放送の「ビートたけしのTVタックル」で採り上げられたのは、東京・亀戸にある『キッチンDIVE』という弁当屋さん。
月に1500万円売り上げて、売上アップをしているそうだ。
コロナ禍で、お客さんがレストランなど飲食店に滞在して食事を楽しむよりも、やはりテイクアウトや宅配にシフトしていることの証明でもあるだろう。
キッチンDIVE!#TVタックル pic.twitter.com/Dyi9NrZlP2
— shigerun.🐬🐹 (@shige_1026_) October 18, 2020
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「キッチンDIVE」の店頭には、看板以外に「毎日満足200円弁当」と「挑戦者求む1キロ弁当」とでかでかと横断幕などが掲げられており、張り出し十分!
実際に売られている弁当は、200円の手ごろなものから、これもでかでかとしたウナギやステーキなどがどーんとのった何千円もするものまでラインナップも豊富。そんなボリューミーな弁当も、高くても売れる人気の商品のようだ。(購入した人は数人でシェアして食べるという)
それらの弁当がまんべんなく売れていく。商品の価格帯やカテゴリーが幅広いことも、老若男女いろんなお客さんをファンにしていける要素となっている。
店舗の立地条件として、東京の「下町」であるというところも、”おしゃれに気を遣わなくてもいい””気取らなくてもいい”弁当を出せる強みかもしれない。
本日の晩ご飯🍱キッチンDIVEにて
1キロ弁当牛タン、ベーコン
唐揚げ ハニーマスタード
でかい、重い‼️#ロボスタグラム#キッチンDIVE pic.twitter.com/MNRco93ih7— cocoa_cigarette (@ftr223typed) October 17, 2020
SNSやYouTubeをうまく利用して、相乗効果!
「キッチンDIVE」さんは、ついツイッターやYouTubeをうまく利用している。
これで、お店のファンを増やすことにも寄与している。
10月19日現在、Twitterのフォロワーは8万3千人、YouTubeの登録者も3万人は超えているという。
YouTubeで、店内ライブを流す
↓↓↓現在の「キッチンDIVE」さんの映像。先月の来店者数や過去(現在?)の月間売上金額まで表示!!!
このYouTubeライブ映像で、以下の複数の効果を出すことができるという。
①万引き防止、万引き犯逮捕
撮影されているわけだから悪意を持っている人間を排除できる。万が一、盗まれたりケンカが起きたりしても、映像が残っているから犯人逮捕に有効。
②在庫管理
店舗側の商品管理にも役立つ。時間帯による客足の変化や売れ筋商品の把握などについても、映像によって、後でゆっくり観察・分析できる。
③YouTube広告・実店舗広告
YouTubeがテレビよりも安価で自店を広告できることを活かしている。しかも!!!映っていることを利用して、他店の広告まで有料で出している。つまり、他店から広告料をとっている。
商魂たくましい!!!
④コロナ禍で密回避
お客さんはYouTubeを見て、「今はちょうど混んでないな~」とか混雑状況を確認してから店に訪れるという人もいるそう。
コロナ禍で密を回避したい場合にとても有効。
これらは、来店客数の多いお店だから成り立つ?ことかもしれない。
けれど、何かのアイデアによって、YouTube動画を店舗の広告に使うことができることも考えられる。
というのは、YouTube動画はエンターテインメントの要素があるから。これは、重要なヒントです。
Twitterで、弁当(商品)を宣伝、スタッフ募集も!
↓↓↓フォロワーさんが、こうやってお店の弁当の画像を多数挙げてくれる。
大竹さん「あれシェアするの?」
東国原さん「当たり前ですよ!」…いやいやシェアせずに一食分ですよ(とテレビにツッコミ)#キッチンDIVE#TVタックル pic.twitter.com/R9bY2iAQCH
— きばっち (@kibaranger) October 18, 2020
Twitterでもフォロワーがお店の弁当の画像をアップしてくれるので、良い宣伝広告になる。
フォロワーにはお店のファンもたくさんいるので、その人たちにスタッフ募集を呼びかけることもできる!
「このお店で働きたい!」と思ってくれてる人材は、モチベーションも高いはずだ。
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ということで、店舗がツイッターなどSNSやYouTubeを利用するのは、宣伝広告効果を見込んでのこと。
それぞれの特徴を活かして、エンターテインメント的な広告をすることも可能。
コロナ禍で、店舗運営する方たちは大変ですが、いろいろアイデアをひねり出してみよう!!!
↓↓↓高級和菓子のたねやさんも、売上高7割減から全力で戻してきています!
緊急事態宣言が発出された4月には売上高が前年同月に比べ約7割減少するも、6月には前年同月比9割にまで売り上げを回復。創業148年の老舗菓子「たねや」はなぜ復活できたのか? https://t.co/2kvoyWOhBg
— 日経ビジネス (@nikkeibusiness) October 19, 2020