アメリカ大統領選挙で、「ありえない候補者トランプ」氏が、大変支持を受けてきました。主たるメディアが「トランプ反対」を宣言して、各界の有名人がこぞって反対を唱える中で、トランプ氏は支持率をクリントン氏と2分してきました。
「それはなぜ・?」
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/ドナルド・トランプ
トランプ氏の実像
実業家であるそうですが、最悪の人格とまで言われている人物です。それでも支持率をクリントン氏と2分する存在です。
明らかに「自己愛性人格障害」であると見えますね。この社会でリーダーとなっている人に「自己愛性人格障害者」は珍しくないようです。私の知る限り企業リーダーにも当然のように多数見受けられます。
その特徴の第一は「他人の立場、気持ちを理解できない」ことです。そのため「残忍な言動」がある場合が多くみられます。社員の労働者としての権利を認めない経営者が増えていますが、それは「自己愛性人格障害者」であることが原因である可能性があります。
労働基準法などの社会制度を大学を出ていながら「知らない」では済まされないのであり、当然、自覚しているものです。しかし現実には、最近の三菱自動車、東芝、アコーディア・ゴルフ、村上ファンドなどの企業の動きを見ると、部下をはじめとした関係者の人権を、認識できない言動がかなり見受けられます。
トランプ氏の過去の経歴を見ても、最近の言動を見ても「危険な人物」と見るべきなのは確実でしょう。
そんなトランプ氏を支持する人がアメリカ国内だけでなく、大変多く存在するのはなぜなのでしょうか?
1%の人が50%の富を握る
この現実を生み出しているのが、資本主義です。「公平な競争である」と資本主義信奉者が主張し続けてきたのですが、ピケティー氏の研究で「公平に配分されていない」と統計的に証明されたので、話題になりました。残念ですが「公平な競争」など社会に存在しないことは、実社会に暮らす我々自身は、とうに知っているのですが、言い出せないのです。かつては左翼思想として主張されてきたのですが、現代社会では共産主義が独裁政治となり、共産主義で経済的破綻をきたしてしまったので、まるで左翼思想はテロ思想と言われてしまっているのです。実態は失敗ですが、「経済の前の平等」を求めたことは必要であり正しい事であることは明白なのです。資本主義では実現できないことも分ってきた現在、「トランプ氏」の登場を招いていると見ることが出来ます。
アメリカの社会革命
つまりアメリカ社会の革命です。その前段階として「現体制の破壊」を望む動きなのです。
革命の動きの段階では、必ず前段で破壊が起きます・・・・・・