【市場縮小のメカニズムと対策(5)】自動車とゴルフ市場

アコーディア・ゴルフ

2016の国内新車販売台数は500万台を切りピーク時750万台前後から、奈落の底へと向かっています。自動車メーカー各社は海外展開で業績拡大を続けていますが、国内市場はこのまま縮小を続ける見込みです。根本的原因は人口減少ですが、その他多数の原因が考えられています。

こんなとき自動車ディーラーは打つ手はないものでしょうか? はっきり言って、現状では「怠慢!」でしょう。商売人の風上にも置けないです。




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カーディーラーは目先の利益でいいのか?

ファミリーレストランでは、注文を受けた店員が「カフェバーはいかがですか?」と聞きます。フランス料理のレストランでは、注文と同時に「お飲み物はいかがでしょうか?」と食前酒を進めます。それで2割ほど売り上げが上がることがあります。これは悪いこととは言えません。しかし、「押し売り」と感じられたらお客様を失ってしまいます。


私は酒が飲めません。少しのワインも苦痛以外の何物でもありません。ビールも飲みたくありません。(カミさんは酒が飲めるので、付き合えなくて済まないと思ってます…)最近では食後のコーヒーも少しで結構です。ゴルフ場で昼食を注文するにも半分の量で良いので、「朝食メニューから選べないか?」と聞きます。それでも多いのです。女房とのラウンドなら1食を分けてちょうどよいのです。コーヒーも1杯でも2人で飲んで残してしまうこともあります。

最近のカーディーラーは、少しでも売り上げ確保のため、ディーラーオプションを付けたがります。整備では「オイル」「添加剤」「バッテリー」などを売りたがります。それが「押し売り」になっていないか、検証が必要でしょう。

しかしその一方で、残念ですが整備の説明は、ほとんど出来ていません。おそらくは、フロントマンは整備士から車全体の状態も報告を受けていないのでしょう。

先日、車検を通してディーラーまで愛車を取りに行きました。その時、営業マンに「クルマをお医者さんに預けるのと同じなんだよ。だから説明もなく返されたらどう思う?」と話したら、一瞬ギョッとしてました。そんなこと考えたこともなかったらしいのです。如何にお客様の大事な持ち物を預かっているのかを、心底考えたこともなかったということは、メーカーの販社のトップは一体何を普段考えているのかを知ることとなりました。効率だけ考えて、質は落ちていく。

これでは、客数が減るわけです。

第一、最近整備で預かるとき、車全体をキズを始めコンディションのチェックを以前のようにしなくなりました。エンジンルームを開けて状況説明もできないフロントマンが増えてきたのです。(20年ほど前までは、預かる前に一緒に事前チェックをして、メモをしていました。)

現在では、オイル交換をススメておきながら、ボンネットを開けてオイルの状況を手に取って説明する意思も、見識もないのです。それは、オーナー自身も、整備の見識・実践がないからなのでしょうか? それほど車を知らない素人まで車に乗れることは良いことですが、いつの間にかオーナーの「無知」に付け込んで、「ぼったくり」のような商売にカーディーラーは激変しているのです。

カーディーラーとしては、細かい商品を売って、目先の利益は少し増えるのでしょう。しかし、お客さんの方は確実に車を所有する意欲は消えていきます。

おそらくは、「レンタカー」や「カーシェア」の方が、管理者が別途いて整備を行ってくれているため安全を保てるのかもしれません。

しかし、これでは販売台数が減っていくのも仕方がないでしょう。

人口減少の中での営業

ゴルフも自動車も、また他の多くの業種でも「人口減少」の中での営業を真剣に考えてこなかったようです。土日もなくがむしゃらに働いていた団塊の世代は今、リタイヤしつつあります。車の免許も返上し、それはゴルフに行くにも運転手が必要・・・【市場の縮小のメカニズムと対策(6)】自動車とゴルフ➡

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