2017年1月31日付、フォーブス誌で『米消費者に「最も長く保有される車ランキング、日本車がトップ10を独占』の記事が発表された。それをランキングの紹介とともに、「知恵の輪サイト流分析」を行ってみました。トランプ大統領がトヨタを名指しで非難しているのですが、アメリカ車市場の実態を表すデータとみることができるのではないでしょうか。
※画像引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%BC
アメリカ車が1台もランキングされない不思議!
この「最も長く保有される車ランキング」は、中古車情報サイトのアイシーカーズ・ドットコムが調査した結果で、1981~2006年モデルを対象に2,500万台について行っています。
米消費者に「最も長く保有される車」ランキング、日本車がトップ10を独占https://t.co/liW8qbSTWa#自動車 #日本車 pic.twitter.com/K75AFHXPJA
— Forbes JAPAN (@forbesjapan) 2017年1月30日
では早々に…”初代オーナーによる長期保有の割合が高い車トップ10”は?
1位 | トヨタ・ハイランダー・ハイブリッド | 32.1% |
2位 | トヨタ・プリウス | 32.0% |
3位 | トヨタ・ハイランダー | 29.0% |
4位 | トヨタ・シエナ | 28.7% |
5位 | ホンダ・パイロット | 27.2% |
6位 | ホンダCR-V | 25.2% |
7位 | トヨタ・RAV4 | 24.9% |
8位 | スバル・フォレスター | 24.2% |
9位 | レクサス・RXハイブリッド | 24.1% |
10位 | ホンダ・オデッセイ | 24.0% |
見事に10位まで、日本勢トヨタ、ホンダ、スバルが独占しています。さらに、トヨタが見事に3位まで独占。やはり、品質が良い、つまり耐久性が良いという証拠でしょう。それに車種でいうと、SUVとミニバンに特化されています。
また、トランプアメリカ大統領は日本市場とアメリカ市場で不公平であると非難していますが、このようにトヨタ車をはじめ日本車の品質の高さがアメリカ市場で大きく評価され、逆に日本市場ではアメリカ車が消費者に評価されていない事実が示されています。
トヨタ・ハイランダーは、クルーガーのことです。初代ハリアーをベースにしています。
トヨタ・シエナは、エスティマのことです。
ホンダ・パイロットは、米国ホンダでデザインされた車です。初代は、自動車雑誌『カー・アンド・ドライバー』 で「Best Large SUV」に2002年から2006年まで毎年選ばれるほどのアメリカで人気車種です。
↓↓↓ホンダ・パイロット。
ホンダ・CRーVは日本では人気がありませんが、海外で「SUVオブザイヤー2015」を受賞するほど人気の車。日本では、ヴェゼルのほうが人気ですけど。
トヨタ・RAV4は、最初日本では「5ナンバーサイズ」に収まるクロスオーバーSUVで人気でしたが、海外に合わせて3ナンバーになってしまったので販売中止になっています。
↓↓↓海外に行くと、RAV4もこんなに野性的になっちゃうわけ!
調査したアイシーカーズによると、中・大型モデルは商用車やレンタカー用として購入されることが多く、短い期間で所有者が変わるからだと説明しています。それにしたって、1台も地元のアメリカ車がランキングされないのはどうしてなのでしょう??? 謎です!
なんだかんだ言っても、品質と耐久性の証明!
日本車の耐久性は、耐久レースでもあるダカールラリーを見ても世界で証明されていることがわかります。
今年18年ぶりにWRCに参戦を果たして、すでに初戦で2位を獲得しているトヨタですが、その前のダカールラリーでは、出場していた4輪車全部で79台のうちの半分近く36台がトヨタ車でした。それだけ、トヨタ車の耐久性は世界でお墨付きなのです!
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