【豊洲市場問題・百条委員会で何を追求すべきなのか?(1)】

日記

築地市場の豊洲への移転問題については、小池知事の「政争」に利用する姿勢が鼻についてきました。政争の具にすることは邪道と言えますが、本来何が問題とされるべきなのでしょうか・? たとえ土壌汚染があったとしても技術的に解決できる見込みが立っていれば、土地を購入する判断をしたことに問題はありません。「瑕疵担保責任」を「東京都が背負った」としても、正当な理由で合意したのであればそのこと自体に問題はありません。「巨額になった経緯」に問題があるはずです。

また、「盛土をして抑え込めれば」問題は解決できていることになり、土地を購入したこと自体の問題はありません。盛土をしなかった責任が生じます。

➡【豊洲市場問題「私怨?」(1)】石原慎太郎×小池百合子


瑕疵担保責任を東京都が背負った理由

小池知事は「瑕疵担保責任」に問題を集中しようと謀っています。それは東京都の事業に関して最終責任は都知事にあります。石原慎太郎元東京都知事が「覚えていない」とすることは、言い訳としては意味のないことです。どちらにせよ責任者としての責任はあるのです。


小池都知事は石原元東京都知事の「違法性」を問いたいのでしょう。単に追及するだけでなく、石原氏の刑事責任を追及して、損害賠償請求に持ち込み、石原氏の社会的評価をないものにすることを、目標にしているのが分ります。豊洲土地取引で裏金などの事実があるのであれば、田中角栄元首相の刑事責任などと比較しても当然となるのでしょう。しかし「土地取引の判断の誤りを刑事責任とする」ことで、高齢で政治的力もない人を追い詰める執念は「異常」と感じます。小池東京都知事の政治的野心からも必要のない追及で、豊洲問題の解決にもならないからです。小池都知事の目的は「東京大改革」ではなく、まずは「石原氏の抹殺」にあるのではないでしょうか? この辺はトランプ・アメリカ大統領の「オバマ否定」の姿勢によく似ています。理由が定かでない執念を感じます。

東京ガスが「売りたがらない豊洲の土地」を無理やり売ってもらったのですから、その背景をよく見なければなりません。当然に東京ガスの負担にならない方法でなければ売らなかったはずです。すると何らかの「裏取引」があったと考えるのが自然です。それが「瑕疵担保責任」の免除であったのは想定されます。

浜渦元副知事の発言にあるように「裏交渉」であったとしたなら、違法性が匂ってきます。疑獄事件にまで持ち込めるのでしょうか・?

盛土をしなかった経緯

石原元都知事時代に豊洲問題で裏取引が行われて、違法行為が行われていたとして、問題となったのは汚染物質が検出されたことにあります。特に汚染物質が出ていなければ、裏取引は「剛腕」な・・・

【豊洲市場問題・百条委員会で何を追求すべきなのか?(2)】➡

➡【トランプ大統領・金融規制緩和に動く(1)】トランプ政権の本性・格差拡大の方向

➡【豊洲市場問題「私怨?」(1)】石原慎太郎×小池百合子
➡【豊洲市場問題、議会参考人招致(1)】石原慎太郎「喜んで応じる」
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