2021年に入っても、中国が日本の領海侵入が繰り返されている模様です。年々ひどくなっているようです。ゴルフを楽しむのもいいのですが、国家の安全を脅かされているのは面白くはありませんね。なぜ、日本の領土に中国がこだわりを持っているのか?ビジネスにも関わる問題なので、少し紐解いておきましょう!
警戒!世界制覇?を狙う中国
さて、【世界の政治・経済に関心がある】と答えた人は何パーセントいると思うか?
博報堂生活総研による2020年の調べでは、【35.3%】。
1992年と比較し10.2%マイナス。2018年より4.3プラス%にはなっているが、情けない状況。みんなの視野が昔より狭いのだろうか?
国民の約3分の1しか興味がないわけだが、中国の動向にはもっともっと興味を持ってほしい。
それは、中国が日本の領土を狙っているからだ。以下のニュースを見てもわかる。
↓↓↓2020年は尖閣諸島の接続水域に、中国船が111日連続で侵入。これまでの最多連続数。さらに、日本の漁船が中国の警備船に追っかけまわされている‼
中国が物量作戦で「尖閣諸島奪取」に王手! 海上保安庁は人員不足で“機能不全”に… #尖閣諸島 #中国 #文藝春秋 #文春オンラインhttps://t.co/GP9Me41Xko
— 文春オンライン (@bunshun_online) November 27, 2020
この中国による攻勢は、今に始まったことではない。2010年9月7日の「尖閣諸島中国漁船衝突事件」を覚えている人も多いかもしれない。
また、海だけでなく空では、自衛隊の領空侵犯に対するスクランブル発進(緊急発進)が拡大している。
〈令和2年版 #防衛白書📖 その10〉✍Ⅰ部2章2節
中国の海上・航空戦力は、わが国周辺海空域における活動を拡大・活発化させています。航空自衛隊による中国機に対する緊急発進は、平成28年度に851回と過去最多を更新し、以降も引き続き高水準にあります。https://t.co/fpVgDnP6ux— 防衛省・自衛隊 (@ModJapan_jp) October 2, 2020
今は最終段階に突入しています。今後は領海内への侵入が恒常化した状態を作り上げていくつもりでしょう。 さらに中国は、尖閣諸島で中国海警局が活動している映像を、中国中央電視台(CCTV)の国際テレビ放送を通し、世界に向けて積極的に発信しています。
なぜ?中国が日本の領土を侵そうとする?
さまざまな理由が考えられるのだが、
一番大きな理由は、世界制覇!!!
つまり、アメリカより中国が1番となるため。その証拠に、習近平は、アメリカに対して「世界を2分しよう」と話を持ち掛けて(たしかオバマ前大統領に)いる。
「世界2分」を実現するためには、中国が軍事的に太平洋を手中に収めなければならない。
それには、地政学的に、中国から見て日本が防波堤のようになって、自由に軍艦を航行させることができない。中国側から地図を見てみればわかる。これを、かつて中曽根康弘元首相が【不沈空母】(日米同盟の象徴)と言って中国をけん制した経緯がある。
平和のためには「戦争反対!!!」と言いたいところだが、相手が闘いを挑んでくるのならば、黙っっているわけにはいかないだろう。それは自分たちの平和を侵害されるからだ。
戦争と平和は背中合わせなのだ。
↓↓↓南沙諸島では、着々と中国の「実効支配」が進んでいる。2021年3月時点、8つ目の人工島を造るべくウィットサン礁付近に200隻の操業しない漁船200隻を集結させている。
フィリピン海域にある200隻もの中国船を示す映像 政府は中国にこれらの船舶の撤退を要求したが、それ以上に海事専門家はこの問題を国際裁判所に持ち込むことを提案している https://t.co/2KCRLCRN2q
— Memphis bell 🔕 (@yymods) March 27, 2021
アメリカとドイツの動向が気になる…
対中国を考える時、当然ながらアメリカの動向は連動して気になる。
バイデン大統領に変わって、アメリカの対中国外交は日本の立ち回り方にも関係してくる。
↓↓↓バイデン政権に変わり、米・国防総省が「誤算や物理的な損害にもつながるおそれがある。中国に対して海警局の船を使った行動をやめるよう求める」と述べた。
アメリカ 尖閣沖での日本の領海への侵入やめるよう 中国に要求 #nhk_news https://t.co/1nhELhxsoK
— NHKニュース (@nhk_news) February 23, 2021
また、2021年はドイツのメルケル首相が任期がきて退任する。彼女の、新型コロナ対策にも見られるようなとても理知的で、人道的な言動を見聞きすることができないと、ちょっとした不安がよぎる。
特に最近、人道的な立場で真っ向から発言できる人を、政治家をはじめ、日本ではあまり見かけることができない。
何が優先なのかを、いつも示してくれる人が必要だ。