【あ・うんのゴルフ(4スタンス理論)を解釈する(2)】傾斜地のスイング・B2の場合【動画あり】

ゴルフ・スイング理論

打ちっぱなし練習場ではうまく打ててるのに、ゴルフコースに出てプレーすると「あれっ、うまく打てない!!!」と思うことも多々あります。うまくいかない理由には、ライが傾斜地であることが関係していることが多くあります。



あ・うんのゴルフを解釈する(1)】スイングの基礎

×傾斜に逆らうな・? B2タイプには無理!

ゴルフをしていて、「傾斜に逆らうな」と教わっていた方も多いと思います。

たしかに傾斜に沿ってアドレスして、そのままスイングできれば、あとはクラブのロフトで調整するのですから、理にかなっています。

しかし、ゴルフは人間のするものですので、どうも傾斜に沿ってアドレスをとったときに、重心がいつもと違うので戸惑うのです。練習量の多い人であれば、その場合のスイングとして体に覚えこませればよいのでしょう。しかし「月いちゴルファー」には叶わぬ夢でしかありません。しかも傾斜地での練習は練習場ではほとんど出来ません。

迷い

廣戸聡一氏の「4スタンス理論」でのゴルフでは、この昔からの教えの「傾斜地通りに立て!」は「パラレルタイプA2とB1だけに通じる」のであり「クロスタイプA1とB2には適さない」としているようです。特に、右半身軸のB2は違和感が大きいとしています。

その通りでB2タイプである私は、決して傾斜通りには立ちません。すると左足下がりでは打てなくなります。左上りはティーアップしたと思って逆に打ちやすいのです。もちろんヘッドがつっかえて抜けなくなるほどの傾斜では覚悟して、クラブヘッドが地面に突き刺さって終わりとしています。あとはロフトを1番手調整するぐらいで左足上りは楽になります。

×左一軸打法・? これもB2タイプには無理!

さて、すると左足下がりでは、ダフルばかりで打てないことになります。私はどうして傾斜なりに立てないのかと自分を観察してみました。すると傾斜にアドレスすることはたやすいのですが、バックスイングから違和感で手打ちになるのです。その原因は左右に体重移動することが出来ないからで、その場で回転して打つことになり、2軸のB2には耐えられないことです。

数年前、「左一軸打法」が流行りました。バックスイングで右に体重移動せずに左軸で、跳ね上げるようにダウンスイング、インパクト、フォロースルーとなるのです。

youtube動画/完璧な左1軸スイング サンプルと完全修得法.wmv

https://www.youtube.com/watch?v=RMDbHOhGcfs

でも「これはA2の打法だな・!」と直感しました。スイングの間中、頭が全く動かず回転して打てる人がいます。真似してみましたが、飛距離は落ちるしチョロうし、さんざんです。

つまり、「傾斜に逆らわずに打つには、体重移動を止めねばなりません」がB2には、無理なのです。では、左下がりでB2はどうすればよいのでしょう・?

傾斜

○傾斜に逆らってバックスイング、そして傾斜に沿って落ちていけ

そこで、左足下がりではB2でも傾斜に逆らわずにアドレスします。気持ち悪くてもアドレスぐらい我慢しましょう。

そしてバックスイングでどんなに傾斜がきつくとも、右足に体重を載せてみます。もともと左傾斜ですので、つっかえて右に十分には乗れません。そしてダウンに入るとき、反動で左に強く体重移動してしまいます。だけど、それに逆らわずにインパクトしながら左に歩き出すのです。

もちろんロフトが寝て弾道は低くなりますが、すんなりと振りぬくことが出来ます。いえ積極的に左前方、下に向けてヘッドを振りぬきながら、落ちていきます。これはうまくいきます!左下がりが苦にならなくなりました。あ・うんのゴルフを解釈する(3)】右ひざを固定せよ・B2の場合

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