【あ・うんのゴルフ(4スタンス理論)を解釈する(4)】フライング・エルボーは本当に悪いこと?

ゴルフ・スイング理論

ゴルフスイングでフライングエルボーは悪いこと?やっちゃいけない!っていうのは本当でしょうか? 横峯さくらプロだって、ゴルフの帝王であるジャック・ニクラウスだって、フライングエルボーです。では、4スタンス理論的に見ていきましょう。

 

【あ・うんのゴルフを解釈する(3)】右ひざを固定せよ・B2の場合

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フライングエルボーはやっちゃいけないのか?

フライングエルボーとは、バックスイングのトップで脇があいてしまうことです。エルボーとは英語で肘のことなので、肘が遊んでしまうということを表しているのでしょう。

脇があいてしまうことは簡単に言うとロスになってしまうので、ゴルフレッスンでは「わきを締めて!」とか言われます。

「わきを絞めろ!」は正しいのか?

前回の記事「【あ・うんのゴルフを解釈する(3)】右ひざを固定せよ・B2の場合」でシャフトについてお話しする予定でしたが、その前にもう少し「4スタンス理論」におけるタイプ別の違いについて、これまでの概念を脱しておきましょう。

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わきを絞めろ!」とゴルフレッスンで教わったことは、誰にでもあるのではないでしょうか。

↓↓↓こちらはジャック・ニクラウスのスイングです。脇があいてフライングエルボーになっています!(YouTube動画より)

でもですよ、上のYouTube動画のように、プロのスイングを見るとバックスイングの時にわきのあいた人がたくさんいます。

その代表格がジャック・ニクラウスでしょう。「フライングエルボー」と呼ばれます。ともかく彼は世界一の実績を誇るわけで、レッスンプロも「あれはダウンスイングで戻ってくるので良いのだ」と訳の分らぬ説明をしていました。

このフライングエルボーは、ゴルフスイングにとって悪いこと、やっちゃいけないことなのでしょうか? デメリットなのでしょうか??

各プロのスイングを見てみると?…(ジャンボ尾崎、石川遼etc.)

なんと、日本ゴルフ界の大御所・ジャンボ尾崎だって、バックスイングの時に右わきは大きくあいています。まさしくフライングエルボーでしょう。

そして、石川遼ちゃん(親しみを込めて!)がアメリカから帰ってきました。大変調子が良いようですが、彼の右わきは割と締まって見えます。

青木功は脇が締まっています。私のゴルフの師である中島常幸はあいています。(青木功プロは2004年に世界ゴルフ殿堂入り。中嶋常幸プロは2019年に日本プロゴルフ殿堂入り)

 

 フライングエルボー、4スタンス理論の1タイプとの関係

さて、上記プロを4スタンス理論のタイプで分けて考えてみると…

1タイプ(A1、B1)はわきが締まり2タイプ(A2、B2)はフライングエルボーになっているようです。(4スタンス理論にはA,Bタイプと1,2タイプ、2軸の分け方があります)

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つまり、石川遼はA1で1タイプ、ジャンボ尾崎、ジャック・ニクラウスはB2で2タイプなので、その通りになってますよね~!!!

さらに、青木功はB1で1タイプ、中嶋常幸はA2で2タイプですよ!!!どうですか???

つまりつまり、やっぱり体の特性からいうと、フライングエルボーになった方がいい人とよくない人の両方がいるということなのでしょう。

だから、自分の4スタンス理論でのタイプが分かっていて、それが自分に合っていれば、無理にフライングエルボーを治す必要はないのかもしれません。

だって、フライングエルボーで成功しているプロがいるってことが、その証明になっていませんか???

 

フライングエルボー、4スタンス理論の2タイプならやってもいい!?

一般的なゴルフレッスンでは、ボディーターン、振り子打法、わきの締まった腕の振りが理想形であると教えています。そのため、「腕を振るのは悪でしょ・・?」と言いたくなるほど、ボディーターンを教わってきました。

一方、「思いっきり腕を振れ!」と教えるプロもいます。

たしかに、わきを絞めてボディーターンなんて考えていると、逆に動きが取れないし、ボールに力が存分に伝わらないと感じます。だから、ジャンボ尾崎と同じB2タイプの私は思いっきり腕を振ります!!

そして、4スタンス理論では「意識せずに気持ち良く振れ」と言います。たとえフライングエルボーだったとしても、気持ちよく振っていると、自ずと身体の軸が出来てしまりが出てくるので、それが良いようです。わざとわきを絞めるのではないことが重要です。

↓↓↓これで素振りして、気持ちよく振る練習をしてみよう!自然と体の軸を感じられるようになるし、毎日素振りすることで体幹を鍛えることにもなる!!!

こうして見てくると、ゴルフスイングで一番注意すべきは「気持ち良く腕を振ることができているか?」ですね! 一人一人の身体のつくりは違いますから、1つの型、特にA2タイプにはめる方がムチャブリなんでしょうね。

その点、4スタンス理論は大きく4つのタイプに分けてくれているので、だいたいその範疇に収めることができるのでしょう。

そのため、素振りの時に「スイングプレーンの方向性」だけを考えて気持ち良く振ることを、ゴルフ好きのゴルファーの皆さんにおすすめしたいです。

ヘッドスピードは確実に目に見えて上がるとおもいますよ!(^^)!

でも…、当たりません…(-_-;)。

そこで考えました。自分の好きに振って、当たるクラブはないの・?・・・あ・うんのゴルフを解釈する(5)】インパクトのないスイング!?

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