【あ・うんのゴルフ4スタンス理論を解釈する(57)】リストターンで飛ばす[2]【動画あり】

ゴルフ・スイング理論

「初心者はリストターンが出来なくてスライスになる」と思われています。プロは「リストターンを抑えて方向性を出す」と言います。4スタンス理論では、タイプ別でどのようなリストターンの癖があるのでしょうか?

➡【あ・うんのゴルフ4スタンス理論を解釈する(56)】リストターンで飛ばす[1]【D・ジョンソン動画あり】


リストターンの、4スタンス理論タイプ別の相性

4スタンス理論の4つのタイプではどのようになるでしょうか?4タイプの特徴によります。

体重移動の距離が長く、インパクト付近で体のターンを止める動きが出やすいクロスタイプ(A1・B2)が、リストターンが早くなりがちです。

A2・B1のパラレルタイプでは、回転で打つので体が止まるポイントがなく、ダウンに入ってすぐリストターンを開始してよいのがA2少し待って始められるB1、の順に時間をかけてリストターンをして良いことになります。

私のようなB2タイプは、インパクト直前までリストターンを待たねばなりませんので瞬間的に済まさねばなりません。特に、A1のように肩を引き上げる(伸びる)動作がなく、左腕を伸ばしてフォロースローに入るのではない(インパクトして終わりの)B2では、瞬間に行う必要があります。

↓↓↓タメがきつい池田勇太選手のスイング。B2タイプです。

池田勇太プロのようにかなりためがきついと感じるプロは、重心距離の短いクラブを好みます。アイアンでは31~35mm当たりを使うプロはB2が多いようです。ドライバーでも大きなヘッドや長尺を嫌うプロはB2が多いようです。

それはなぜか?

それは、瞬間的にリストターンをするため、重心距離が長いとターンしきれなくなるからです。

 

B2タイプの好みのスイング

私が昔、「コックを使うな」と教わったように、リストターンとコック(手首を親指側に曲げる動き)を併用するとややこしくてミスが増えます。

でも、最近のプロのスイングでは、ボディーターンに任せてリストターンを意識しないためか、自然にコックも使っています。より遠くに飛ばすためには可能性のあることはやるしかなく、リスクが大きい打ち方でも身に付けるしかないようです。

B2である私も、先輩のせっかくの忠告にもかかわらず、いまだにコックを思い切り使ってヘッドスピードを上げようとしています。いいえ、歳をとって脚力が衰えてくるに従い、むしろ使えるものはすべて使う気になっています。スロービデオを見れば、誰も例外なくコックを使っていますから。

先日、アイアンのフィッティングを受けていたとき、フィッターがライ角合わせに苦労していました。極端にライ角を取る仕様を勧めてきたので聞いてみると、「あなたはインパクトでコックをほどいて極端にたたきに行く癖があります」とのこと。確かにキャディーさんにダフッたと勘違いされるほど、ターフが深くなる時は、それをやってしまっているようです。少しセーブしないと、ボールとインパクトがうまくいっても、ターフが深く突き刺さるようになってヘッドが抜けなくなり、ヘッドスピードが遅くなってしまいます。

自然にするには、むしろリストターンや腕のローテーションを意識せず、ダウンスイングから手元を引き付けるように、ボディターンを意識したほうが正解のようです。

でもB2の好みは、肩から先をムチのように、柔らかく認識する方が好みのようです。(池田勇太選手はまさにそのようです)するとジャンボが言っていた、バックスイングとフォローの両側で「シャフトが立つ」スイングになるようです。

↓↓↓ムチのようにクラブを使う練習に役立つかも!!!

 

➡【あ・うんのゴルフ4スタンス理論を解釈する(58)】ねじって飛ばすはホント?