年をとって飛距離が落ちてしまうのを諦めてはいませんか? なぜ飛距離が落ちるのか? 「体力が落ちたから」仕方がないと考えるのが普通でしょう。体力が落ちているのは、つまりは「筋力が落ちた」ということでしょうが、本当でしょうか? しかし影響が大きいのは、「体が硬くなる」ことです。「可動範囲が狭まる」のです。
➡【あ・うんのゴルフ4スタンス理論を解釈する(59)】ガードバンカーの基本:B2タイプはどう打つ?(動画あり)
苦闘するシニアたち! A1・B2タイプに学ぼう
そこで「柔軟体操」に励むのがいいわけですが、これがまた「面倒だ!」となりませんか? 実は、情けないことに私もそうです…。そこで、柔軟体操はそこそこでいいから、「体を効率よく動かそう」と考えてみましょう。
4スタンス理論のA1・B2タイプにヒントがありそうです。
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シニアにとってハードな体の動き
クラブのヘッドスピードを上げるスイングとしては、4スタンス理論のB2・A1タイプは体重移動を多く使います(2軸・クロスタイプ)。その反対に、B1・A2タイプはむしろ「回転」を使います(1軸・パラレルタイプ)。
シニアにとってハードな体の動きとは、どちらの動きであるのでしょうか?
まず先頭に上げるのは「ねじり」です。ゴルフスイングでは「足場を固めて体のひねりでスイングする」のが常識でしょう。つまり、べた足でバックスイングして、腰は45°、肩は90°が常識なのですが、これがシニアにはきつい! また、腰を痛めている人にとっては危険です。実際の動きでは、肩甲骨も動いています。
つまり、B1・A2タイプの「回転」でシャープな動きが、シニアにとってハードな動きになってくるのです。
目指すは、究極の「女の子」スイング
この動きを出来るだけ少なくして、無理をせずに十分な動きとする方法はないのでしょうか?
すると、回転を意識するより、体重移動を意識するB2・A1タイプの方が楽だろうと考えます。
「体を左右にゆすって」クラブを握った手元はあまり動かさないようにします。するとクラブは、かなり動いて自然にスイングプレーンに乗ります。さらに、左右に体重移動するときに、両足を交互に上げて振り幅を大きくします。腰と肩の回転さを意識せずに、足をバタバタと左右交互に上げてみるのです。どうでしょうか、かなりのヘッドスピードが出るはずです。
振り幅を大きくしても両脇は閉まったままで、手を使う意識がないはずです。でもこれは「ボディターン打法」の基本ですね。むしろ、このフィーリングに慣れてくると、「体をねじる」意識のほうが不自然に感じます。足を積極的に動かすイメージで良いのです。腰に負担をかけないスイングの完成です。
↓↓↓インスタグラムを拝借させていただきました<(_ _)>。基本はこんな感じです。
要するに、ヘッドの重みを感じて体重移動だけで振るのです。非力の女性が重いクラブを全身で振る、「女の子」スイングの動作と同じです。回転は意識しないことです。
これは、2軸で体重移動することが基本である、4スタンス理論のB2・A1タイプに向いたイメージです。もともとB2・A1タイプのゴルファーはやりやすいのではないでしょうか。
では、A2・B1はどうすればよいのか?
気分は同じく体の回転を意識しない。しかし、B1・A2は回転の意識が強いのでイメージがわきにくいでしょう。そこで「足を意識」します。通常、足はバタバタしないほうが良いのですが、それはヒット率を高めるためです。シニアが飛距離を求めるときは、まず振ることが大事です。そのため最初は不安がありますが、「腰と肩の回転差」を意識せずに、足を動かしてその場で回転するイメージにします。
すると、無理をせずにスイングプレーンを守って回転できるようになります。慣れてくると、上手な人はタイミングよくヒットできるものです。私のようにへたくそは、逆にボディーターンが出来るのでヒット率が上がるのが分ります。それは、いわゆる「手打ち」がなくなるからでしょう。
柔軟体操・筋力トレーニングはほどほどに! でも、散歩などで足だけは鍛えておきましょう!
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