【アコーディア・ゴルフのMBKパートナーズによる買収・実践編(3)】

アコーディア・ゴルフ

2016年11月29日付け「アコーディア・ゴルフのMBKパートナーズによるTOBについて」の書面による発表。

出典:http://www.accordiagolf.co.jp/pdf/161129-1.pdf

コースクオリティ・ラウンド快適性の向上及びポイント施策の強化等を通したゴルフ場運営の価 値向上 ゴルフ場運営の価値を最大化するために、設備投資による芝質の向上を始めとしたゴルフ場の最大 の商品であるコースのクオリティを向上させる投資、コース混雑の緩和に向けた最新のカートの導入、 混雑の科学的な原因分析及びコース改造等の施策の実施を始めとした快適なラウンドを実現するサー ビスへの投資

この動きに収まる裏側に「金融庁」の動きがありますが、アコーディア・ゴルフ側から「内部告白」をすれば、ムリな自社株買いを避けることが出来たはずです。

☚【アコーディア・ゴルフのMBKパートナーズによる買収・実践編(2)】

【ゴルフのスロープレーについて解決編(1)】

仕事と社員の人生

■私の経験談つづき

しばらくすると、皆が退社した後、食堂で親分に教わるその社員、2人の姿がありましたが、それはむろん残業申請はありませんでした。親分も、自主的に許せる限り「文字」も教えていたのでした。

彼は、仕事ではいつも誰よりも綺麗に、親分よりも早く仕上げるように懸命でした。確かに彼は職人として一級の腕を持ち、懸命に文字を覚えようとしていました。そして1年もすると、もう一度「受験させてくれないか」と申請があり、とうとう合格してしまいました。私が親分に、「本当にご苦労さん」と言ったら、「小学校の時の教科書を引っ張り出しました」と笑っていました。本人と仕事中、工場の中で目が合ったとき、私がガッツポーズを見せたら照れ笑いしていました。

私は、彼らにこれ以上の特別待遇はしていないのですが、彼らはいつも前向きに仕事を進めていました。私のためでなく、自分のために努力して、仲間に助けられて生涯有効な資格を得ることが出来て、少し文字も読めて書けるようになったことを、きちんと受け止めてくれました。その後、多種少量生産に移行する実験の時、親分の補佐を買って出て、見事に完成させました。また、私はガッツポーズをしただけでした。

その技術開発が、親会社の主催するQC活動で「大賞」を受賞したのです。親会社、関連会社社員数千人の前で行われた表彰式には私が出るのではなく、現場の実行部隊であった親分に受賞させると、高々と我が社の社員に向けて受賞盾を突き上げて、涙ぐんでいました。そして彼は、私の席まで来て初めて「ありがとうございました」と言ったのです。私の意図は彼には分っていたようです。

企業経営の絶対のポイント

前出の例は、企業として進めなければならない問題点と個人のやらなければならない課題を一致させて、「自分のために働くことが、企業の利益になる」ことを現しています・・・

【アコーディア・ゴルフのMBKパートナーズによる買収・実践編(4)】➡

【ゴルフのスロープレーについて解決編(1)】

【アコーディア・ゴルフのMBKパートナーズによる買収について(1)】~(9)➡