【カンブリア宮殿】で見たかまどさん(長谷園)が人気で売り切れ続出!そのわけは?

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2017年3月23日放送の「カンブリア宮殿」で放送された、伊賀焼の長谷園の”かまどさん”という土鍋。なぜそんなに人気なのでしょう?? 探ってみました。するとネット通販でも売り切れが…



伝統の伊賀焼窯元「長谷園」のかまどさん

今、主婦の間で人気の土鍋「かまどさん」は、伊賀焼の窯元である長谷園のアイデアで生み出された商品です。


※伊賀焼の窯元 長谷園(ながたにえん)のホームページ

長谷園さんは、天保3年(1832)にはじまった伊賀焼の伝統技術を継承する窯元さんです。

2011年には国の登録有形文化財として登録されていて、立派な「登り窯」や大正時代に建てられた「大正館」など12件が指定されている、由緒ある窯元さんなのです。

現在は、登り窯は使用しておらず、燃焼性や熱効率の良いガス窯を主に使っているそうです。

「かまどさん」のヒミツは土にあった!

伊賀焼の素となる土は、気孔が多くある土なのです。気孔が多くあるということは、遠赤外線効果が高く、保温性も高いということです。

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カンブリア宮殿でも紹介されていましたが、実は伊賀の土地は400万年前は琵琶湖の底だったようです。今では琵琶湖からはかなり離れているように思いますが、湖の底だったとはすごいですね。それで湖に堆積していた土が「古琵琶湖層」という地層から採れるわけですが、これを高温で焼成すると気孔ができるといいます。

で、長谷園さんは考えたのです。簡単にご飯を炊ける土鍋は作れないか?と。

「かまどさん」は簡単においしいご飯が炊ける

そう、「はじめチョロチョロ中パッパ、赤子泣いてもふた取るな」という土鍋でご飯を炊くときの口承ですが、これがなかなか厄介で火加減が難しいのです。だけど、長谷園さんの「かまどさん」はずっと中火でいいそうです。

「かまどさん」の土鍋の底の厚みは普通の土鍋と比べて、3倍も厚くしたそうです。それで最初熱を通した時に、気孔の多い暑い底なのでなかなか火が通りにくいですよね。つまり、「はじめチョロチョロ」を中火でも可能にしたのです。そのあともずっと中火で、土鍋が熱くなってくると今度は「中パッパ」となり、火を止めたら20分蒸らすと、おいしいおいしいご飯が炊けるのです。

 

高級炊飯器より安くて、人気!

最近、ご飯がよりおいしく炊けると言って高級炊飯器も人気ですが、かなりお高めです。最上位機種でだいたい10万円前後もします。けれど「かまどさん」は容量にもよりますが、1万円くらいまでで購入可能なのです。それで、料亭のご飯のようにおいしく炊ける!といったら、こっちを買っちゃいますよね!

カンブリア宮殿でも説明されていましたが、事実、家電サイトでは高級炊飯器を抑えて1位に輝いているそうです。

ネット通販(楽天市場)で探してみた!

「かまどさん」は、1合炊き、2合炊き、3合炊き、5合炊きとラインナップされていますが、楽天市場の雑貨ショップ「ラフィネ」さんでは3合炊き以外は売り切れ状態(2017年3月24日時点)です! 恐るべし!

↓↓↓「ラフィネ」さんで唯一残る、3合炊きがこちら!口コミ評価も安定の4.7!

 

【楽天市場】

どのショップさんでも3合炊きの口コミ件数が多いようなので、3合炊きが売れ筋で、在庫も豊富なのかもしれません。

↓↓↓次に人気の2合炊き。売り切れとはありませんでしたが発送に時間がかかるようです。(Good Feelさん)

 

【楽天市場】

↓↓↓次に人気の5合炊き!Good Feelさんでは「配送遅延」の記述はありませんでした。心配な方は、念のため問い合わせてからのご注文がいいでしょう。

 

【楽天市場】

「かまどさん」でレシピが増えるうれしい本

「かまどさん」を購入しても、ご飯を炊くだけじゃつまらない!という方に、朗報。「かまどさん」専用のレシピ本がありました。

口コミを見てみると、

基本の炊き方から土鍋の取り扱い方、色々な炊き込みご飯にスープやチョコプリンまで写真つきで丁寧に説明が載っていて初心者の私には大満足

引用:http://review.rakuten.co.jp/item/1/213310_16551968/1.1/

とあって、かなり役に立ちそうです。また、「かまどさん」を長年愛用しているユーザーもかなりいそうですね。

この本があれば、さらに料理が楽しくなりそうです!!

 

【楽天ブックス】

求められなければ民具にならない!

カンブリア宮殿にご登場されていた、長谷園7代目当主の長谷優磁さんの印象に残る言葉が「求められなければ民具にならない!」でした。

伝統工芸は残していかなければならないものだと思いますが、やはり伝え続けるにはその時代に合った、つまり求められて実用になるもの(民具)でなければ、伝えていくことも困難になる、廃れていくのではないかと思い、長谷さんに同感です。

民具なのですから、お値段の点でも手に入りやすい設定にすることも基本です。問題は、その低い設定を維持するために作り方を効率化することにも努力しなければならない点です。

伝統技術は努力して伝承し続けて、みんなに使用できるものを作っていくことが大切だと、改めて考えさせられました。

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