【キャメルゴルフリゾート】若いゴルファーに人気の話題のゴルフ場!(2)

ゴルフ場評価
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キャメルゴルフリゾート、知恵の輪サイトの見立て

新しい形の問題点

「キャメルゴルフリゾート」ですが、名前が全てを表しているようです。2003年会員有志の経営になっているようですが、その実態が良く分りません。株式会社キャメルゴルフリゾートに譲渡となっているようです。

キャンプ場などリゾート施設を運営していたようで、ゴルフ場でもグランピングで宿泊できるようにしたり、努力している様子です。

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この立地では、日帰りのゴルフは少々きつい範囲に入りますので、宿泊をセットにすることが昔から行われてきました。高速道路の整備で立地は良くなってきているでしょうから、両にらみの運営が大事です。

ともかくいろいろな企画を組んでいるようですが、リゾート施設としては当然の努力と言えます。その努力の中で、ゴルフ場が守らなければならないメンテナンスを怠って、商品価値を下げてしまい、自ら客層を絞ってしまっている節が見かけられます。

企画をして集客の努力を行っていくことは、他のゴルフ場があまり積極的でない部分ではありますが、逆にそれを行っているためにゴルフ場のメンテナンスが悪くなっている節も見られます。バランスをコントロールするには、組織運用を勉強して、コストダウンの技術を身に付けることです。

ゴルフ場としての基本を守る

口コミから推察すると、バンカーの砂利が出ているなど、メンテナンス費用を削減していることが分かります。しかし、排水溝が詰まっているのが明確で、それをメンテナンスしないとゴルフ場としての基本的なコンディションが崩れて行きます。これではバンカーショットにならないほどですし、ベアグラウンドで打たせることは避けるのが基本でしょう。

@j797jpが投稿した写真


これらはアコーディア・ゴルフのコースではよくみられる状態で、ゴルフプレーのレベルを落としてしまうことは残念です。おそらくは、このコースもグリーンやフェアウエイの目土なども不足していることでしょう。

客層のコントロール

現在の口コミの評価から見えるのは、若い人を集めようとしているのではないかということです。それはそれで必要で、ゴルフ人口創出のため是非とも進めてもらいたいのですが、ゴルフのマナーやプレーの質を上げていけるような、ストーリーを持って運営の企画を考えてもらいたいものです。

工夫を惜しんではいないようですので、「立地条件をどのような施策を基に捉え」、「集客すべきターゲットを想定して、施策を計画的に進めていく」と、市場が開けてきます。

このままメンテナンスが悪い状態ですと、中級者やベテランを逃してしまいます。もっと「年齢層の幅を持った方が利巧」であると、口コミサイトの内容からは見えます。

516さん(@nalu516)が投稿した写真


ゴルフ場のメンテナンスについては、基礎を崩さないように「コストダウンと品質向上を同時に進める技術」を、勉強してください。少々、空回りしている部分を感じます。「楽しく過ごせるリゾートゴルフ」に「何を加えるのか?」しっかり市場の分析を行って検討してください。ゴルフ場運営の新しい試みとして楽しみにみています。

スロープレー対策とマナー

プレーヤーの「マナーの低下を放置すると、マナーを守る上質の客層が消えて、マナーの悪い客層に絞られていき」ます。悪循環に陥りますので、マナー向上は基本的に施策の前提としてください。「コース側の管理レベルが低いと、自然にマナーの悪い客層を引き受けていく」ようになってしまいますし、他のコースではマナーが良いゴルファーでも、「ここならいいや!」となってタガが緩み、悪化の一途となってしまいます。スロープレーを防止しする取り組みを工夫するだけで、マナー向上のプレッシャーが自然にかかるものです。「マナーの悪い客層の8割までは、それで改善する」のです。

コースによっては途中のホールに時計を置いてあり、出発したときから数えて、「現在、何時であるべきか」の計算値を示し、自分の遅れを目で見てわかるようにプレーヤーに警告を与えているコースもあります。このような、直接注意するのではなく、自分たちで気付くようにする方法を多種類工夫するだけでマナーーは向上するものです。それにはコース側スタッフの管理に落ち度があると「何言ってんだ。!」と反感を買うだけになってしまいます。社員、プレーヤー共にマナー向上する取り組みを期待します。

「破れた窓の理論」を勉強してみてください。ニューヨークの街が劇的に治安が回復した理論です。管理の本質を示しています。

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