【ゴルフのスロープレーについて解決編(5)】MBKパートナーズの狙い

アコーディア・ゴルフ

アコーディア・ゴルフ(AG)の社員には、他のセミナーのついででしたが、スロープレーについて、データで検証する方法を示しておきました。MBKパートナーズのこれから改善に臨むキーポイントになる項目です。

株式会社アコーディア・ゴルフ株券等(証券コード:2131)に対する 公開買付けの開始に関するお知らせの中で田代裕子AG社長は次のように語っています。

引用出典:http://www.accordiagolf.co.jp/pdf/161129-1.pdf

❝コース混雑の緩和に向けた最新のカートの導入、 混雑の科学的な原因分析及びコース改造等の施策の実施❞

☚【ゴルフのスロープレーについて解決編(4)】
【ゴルフのスロープレーについて解決編(1)】



トヨタの「あんどん」

トヨタの組み立てラインには「あんどん」があります。これは不良がラインで組み立て作業中に起きたとき、ライン全体を止めるためのランプです。トヨタでは「トヨタ式生産システム」を開始し始めたとき「看板方式」などと呼ばれたように「カンバン」は作業指図書の暗号でした。社外にノウハウが漏れないようにするための処置でした。それと同じように「あんどん」もラインを緊急停止するランプの暗号です。

これはラインを止めるということは1分で数千万円の損害が出る可能性があるのですが、その損害を覚悟のうえで、不良を繰り返すことで生まれる莫大な損害を防ぐため、緊急停止するのです。

「あんどん」がついたら緊急で原因追及が始まります。原因が明確になり対策がとれるまで停止は続きます。再発防止が取れたと確認できると、ラインを再開します。その間、関係者は全力で対処します。

ゴルフ場でいうなら「スロープレー」が起きたら、全てのプレーを中断して、原因を究明、対策が取れて同じ原因で起きないと確認したら、プレーを再開するようなものです。

ゴルフ場関係者、アコーディア・ゴルフ、MBKパートナーズも知っていますか・?

車で不良品を出したなら、三菱自動車のように会社そのものの存続が危ぶまれる事態になります。ごまかしは効かないのです。ですから不良を発見したなら即座に対応して、再発防止策を実施してしまうシステムを、日常業務の中に取り込んでいるのです。トヨタにとって「あんどん」による緊急停止は、異常事態ではなく日常業務として実行されているのです。万に一つもないようですがね。

つまみ食いはだめ

どこかの大手で作り上げたノウハウを、単に取り込んでも「あんどん」を点ける勇気は湧いてこないのです。1組のプレーが遅いからと言って、全プレーヤー停止させる・・・・

【ゴルフのスロープレーについて解決編(6)】➡
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 【ゴルフのスロープレーについて(1)】
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【アコーディア・ゴルフのMBKパートナーズによる買収・実践編(1)】
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