【ゴルフ・ギアとスイング(8)】14本のクラブ[2]

ゴルフギア(道具・用品)

ゴルフギアを考えるとき最も重要視すべきは何か? 数ある注意点で14本のクラブの重量バランスであろうと考えます。パターを除けば13本のクラブの重量の流れをそろえることです。

☚【ゴルフ・ギアとスイング(7)】14本のクラブ[1]

重量バランス調整

ゴルフ工房に頼めば簡単にしてくれますが、自分でやる場合は、グリップの差し替えぐらいは出来るようにしておきます。少なくとも薄いバランス調整用の鉛テープと、両面テープ、交換用のグリップが必要です。グリップ交換用の薬剤・カッターなど道具もそろえる必要があります。さらにシャフトを少し切る場合と伸ばす場合が出てくるかもしれません。さらにはバランス測定器をそろえておくべきでしょう。

クラブの全備重量を調整するためには、ヘッドの効き具合を調整する必要が出ることがあります。そのときヘッドのバランス測定器が必要となります。現在は簡易型もありさほどの値段にはなりません。

またグリップの重量で調整する場合は、グリップの重さを変えることがありますので、グリップの知識を得ておいてください。太さと、グリップの重量の関係などです。通常グリップ単体での重量は、男子で50gを標準として、それより軽いものはドライバー重量300gより軽いものに使用します。クラブの全備重量が重いものには重いグリップを刺します。ヘッドバランス(ヘッドの効き具合)を調整するためです。

通常、男性でD1~D2ですが、最近ではD4~D6などにする場合もあります。研究してください。

その他、工具はいろいろあったほうが便利で、電動グラインダー、のこぎり等は必要になるでしょう。

工具や材料は、ネット通販で何でもそろいますので心配はないのですが、むしろ工房を家の中に設けることが必要でしょう。音や匂いも出ますので、近所に良い工房があれば、何度も調整するのでなければ簡単で安上がりです。

工房の癖

60年以上前からゴルフ工房を探し続けており、幾度か試しているのですが、なかなか良い工房が見つかりません。フィッティング能力が必要なことと職人気質で頑固でない人がなかなかいません。自分で勉強して要望を出すと、逆に嫌がられて違うことをされたりします。また説明が下手な職人が多く打ち合わせがうまくいかないことになります。すべてお任せにすると嫌味をやられたりします。困ったもので、そんな繰り返しから、徐々に自分でやるようになってきました。最近では「カチャカチャヘッド」が出てきましたので、調整が手軽になり重宝しています。

現在、私はドライバー315~320g・45インチ・D4、AWを458g・35.5インチ・ヘッドバランスD0.5など、変則的にして見ています。色々変化が出ますので、これも楽しみの一つです。でもいじり始めると、きりがなくなり迷い始めますので、ラウンドで使用するものは限定したほうが良いようです。