【スバル・インプレッサ、マツダ・CX-3の操縦安定性と乗り心地を試乗(6)】

スバル

スバル・インプレッサもマツダ・CX-3も操縦安定性については、かなりの研究開発を進めてきて現在では両車両とも自信を持っているようです。しかし、実際に購入するとなれば、乗り心地も大事ですが、燃費・値引き・納期など新型インプレッサならではの内容が知りたいものです。それも試乗しながら確かめるのが先決でしょう

【スバル・インプレッサ、マツダ・CX-3の操縦安定性と乗り心地(5)】


微妙なサスペンションセッティング

現在でも違法改造車がたくさんあるようですが、半世紀ほど前現在の「暴走族」、当時の「雷族」と言われる集団がいます。当時の雷族の知り合いが「シャコタン」と現在でも言われる車高を極端に下げた車を作りました。金のなかった知り合いの暴走族メンバーは、スプリングを短く切り取っただけの「似非改造車」でしたのでサスペンションストロークが半分程度と極端で、すぐに底打ちしてしまい、乗り心地は振動の塊で、走っているときに正常にしゃべれないほどでした。

「なんでこんな振動する車を作ったのだい・!」と聞くと「彼女がすごく感じるから」と答えていました。走りはとんでもなくて危険と言わざるを得ないものでした。彼は鎌倉の滑川に落ちて死んだと聞きます。

夜間、高速道路を走っていると、暴走族集団に取り囲まれることがあります。そのとき高速道路ですのでスピードを落としてやり過ごすにも危険ですので、少しずつスピードを上げていきます。160km/hを超えるころから、暴走族は苦しくなってきます。200km/hまでくると1台また1台と暴走族は脱落していきます。まともに改造していないと疲れてくるのです。一気に引き離すのではなく、付いてこれるくらいに1時間2時間と時間をかけてスピードを上げていくと絡んでこないのです。後々、どこかでまた絡まれるのは困るのでそうしていました。

スバル・インプレッサもマツダ・CX-3のように、ドイツのアウトバーンで200km/hで巡行できる性能が日本の車にもあるようになると、暴走族の在り方も変わったようです。

サスペンションセッティングはマツコと豊田章男社長のテレビ番組でテストドライバーが説明していたように微妙なもので、単にブランド品に取り換えれば済むものではありません。座席のクッションやブッシュまで、セットアップの済んだものを向上させるのは難しく、特殊な条件に合わせることが必要な場合ぐらいにしておいた方が良いのではないでしょうか。

スバル・グローバル・プラットフォームのインプレッサ

詳細は【新型スバル・インプレッサ試乗記(1)】別次元の挙動[1]~[11]にありますのでご覧ください・・・

【スバル・インプレッサ、マツダ・CX-3の操縦安定性と乗り心地(7)】➡

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