【トランプ・アメリカ大統領・新政権】正義・秩序・利益[1]

トランプ・アメリカ大統領

トランプ新アメリカ大統領の政策が次々と出されていきますが、メキシコとはツイッターでやり合って会談中止となって、今度は電話会談で「友好的」と発表されたり、常識外のことが続いています。

国際政治の要素として「正義・秩序・利益」の3要素が考えられるのですが、トランプ政権は「アメリカの利益」のみに関心があるようです。

日米安保条約に及ぼす影響

NHK NEWS WEB
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170126/k10010853471000.html
米マティス国防長官が初来日へ 同盟重視打ち出す狙い
1月26日 8時33分

「米軍の駐留経費全額を負担しないのであれば、米軍を引き上げる」としたトランプ新アメリカ大統領の言葉で、駐留経費負担増を求めてくるのではと言った心配が持ち上がっていますが、マティス国防長官が来月3~4日、日本を訪問すると発表されています。ここでどのような話が出るのかで今後の日米関係を占うことが出来るのでしょう。

そこで日本国内の少数派ではありますが「自主防衛」の方向に進むべきとする案も出てきています。日米安保条約を結んできていましたが、北米貿易協定(NAFTA)を破る決定を軽々に口にするトランプ新アメリカ大統領では、何が起きても不思議はないのであり、日米安保条約もどのような扱いになるのかは、予断を許せません。

正義も秩序も関心がない

トランプ新アメリカ大統領の認識では、「物事の正義がどこにあるのか?」は全く関心がない、もっと言えば認識できないのが真実でしょう。それは「しらない」のではなく「脳機能が関連性を認識できない」ので、彼が信頼する人物からの助言でも認識できないが「任せる」となるか否かがカギです。

日米安保条約に関して、正義を感じないとすれば、中国との駆け引きや、駐留経費や防衛資材のアメリカ製品の買い上げに関心が向いてしまい、安定性が極端に下がってしまいます。それは北米貿易条約(NAFTA)に反することを関係国に何の相談もなく言い出すようなことをするのですから深刻です。

尖閣諸島での中国の進出についても、アメリカと中国で駆け引きに使われてしまい、クリミア半島の問題のように見捨てられる危険もあります。

「客観的な秩序」についても基準を持っていないのでは、そのときのアメリカの都合で決められてしまいます。条約相手としては極めて不適切です。

これも「駆け引き」と捉えるのではなく「本心で正義や秩序は金にならない」と感じていると捉えておくべきです。「サリーとアン」の関係性をよく理解して、トランプ新アメリカ大統領の認識は「異常」な領域にあることを知って対処するべきでしょう。


日米貿易摩擦

「日本はアメリカ車の輸入に障壁を作っている」とするトランプ新アメリカ大統領の発言は、あまりにも突飛で稚拙で常識外ですが、彼は本気でそう考えているのでしょう。少なくとも数字や情勢を説明されても・・・

【トランプ・アメリカ大統領・新政権】正義・秩序・利益[2]➡

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