【トランプ大統領・金融規制緩和に動く(5)】トランプ政権の本性・格差拡大の方向

トランプ・アメリカ大統領

トランプ大統領が金融規制の緩和に向けて、大統領令に署名することになった。「オバマ政権下で成立した米金融規制改革法の多くを削る」とのことだ。どこまでいっても、他人のやった成果を否定して、自分をアピールしたいのだろう。

 

日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM03H83_T00C17A2MM8000/
トランプ氏、金融規制緩和を表明 大統領令署名へ
2017/2/4 1:30

 朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/ASK242J36K24UHBI007.html
トランプ氏、金融規制緩和の大統領令 オバマ路線を転換
ワシントン=五十嵐大介 2017年2月4日13時59分
❝トランプ氏は3日、記者団に「ドッド・フランク法の多くを撤廃する。私の友人はいい事業を運営しているが、規制のせいで銀行がお金を貸してくれない」と話した。」朝日新聞




➡【トランプ大統領・金融規制緩和に動く(4)】トランプ政権の本性・格差拡大の方向

➡【トランプ大統領・金融規制緩和に動く(1)】トランプ政権の本性・格差拡大の方向

どこまでいっても止まらない!トランプ大統領の人格

自己愛性人格障害の人物との衝突では、理性派は過激な行動を好まないために徐々に追い詰められていきます。どこまでいっても、止められません。

ヒトラーのような実例があるのですが、世界はそれを認めようとしてきませんでした。今度はそれがアメリカで起きたことになります。アメリカの軍事力を誰も止めることなどできるはずもなく、皆が従えば「暗黒の時代」がやってくるかもしれません。


現実の日常生活において、「企業経営者・政治家など社会的リーダーの自己愛性人格障害」と考えられる言動は、結局のところ、刑事事件化しないと止めることは難しいのです。それは、個人的衝突でも同じことが言えます。

推し量って、世界一の権力者の言動を戒めることは絶望と考えるべきで、トランプ政権が続いていくことは、現在のアメリカ国民の動きからは確実と思うべきでしょう。4年8年、いえ任期延長も考えられます。ヒトラーも選挙では負けていながら「総統」まで上り詰めています。

金融規制緩和のもたらす結末を、トランプ・アメリカ大統領が理解することはありません。長く続くと世界の情勢が変化して、かつての「階級闘争」のようなテロとの戦いが発生するのでしょうか?

トランプ・アメリカ大統領の大統領令に関して、連邦地裁が「執行停止の仮処分」を出しました。この件で最高裁の判断がどのように出るかで運命が決まります。

今、アメリカの司法判断がトランプ・アメリカ大統領の言動を支持したなら、この流れは最悪の事態へと続く可能性が大きくなります。

アメリカは冷静な判断が出来ない国ではないと信じたいですね。

➡【トランプ大統領・司法にかみつく(1)】裁判官を非難

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【トランプ大統領 入国制限・入国拒否(1)】アスペルガー症候群の自己愛性人格障害?

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