【トランプ政権の中枢、ゴールドマン・サックス(2)】短期的資金効率

トランプ・アメリカ大統領

トランプ・アメリカ大統領率いる政権がゴールド・マンサックス(GS)出身者を重要閣僚に用いているのですが、ファンドは短期的資金効率(5年程度で回収)を追い求めて「ハゲタカファンド」などと呼ばれているのは周知の事実でありましょう。それに対して本来の資金効率は投資に対する効率ですので、5年程度とは限らず、先々まで見通すことが必要ですし、もっとメカニカルなものです。

【本物の資金効率(1)】 【資金効率(1)】3つの業種 【資金効率】アセットライト




➡【トランプ政権の中枢、ゴールドマン・サックス(1)】短期的資金効率

資金効率の落とし穴

日本の企業ではSONYが良い例で、出井元会長が行った投資効率基準の体制は、金融・経理部門からの視野では資金効率の面で成果を上げたのでしょうが、肝心のモノづくりで世界的ヒットとなる技術開発をしなくなる管理基準でした。無難に、そして研究開発の手間暇は、資金効率としては足手まといで、コンテンツ・金融分野が資金効率が良く見えます。製造・物流よりもサービス業のほうが、目先資金効率が良くなります。それでSONY社内の新製品開発の意欲は失せてしまいました。


別産業の企業として成功すればそれはそれで良いのですが、規模を縮小し続けているのでは成功とは言えないのです。

製造業・物流業・サービス業では当然にサービス業が資金効率が良いように見えます。投資家からいえば資金効率とは机上論ですので、村上ファンドがアコーディア・ゴルフに要求したように土地資産も寝ている資金です。製造業の研究開発資金はアコーディア・ゴルフの経営陣には無駄な投資に見えたようで、サービス業の技術開発も無駄な経費に見えてしまったようです。当然にPGM(平和)からの敵対的TOBの時、PGM側から示された改善案では「物流は資金効率が悪い」と見えたようです。確かにアコーディア・ゴルフの物流は「資金効率云々を論議する」ほどの技術は持っていなかったのですが、それでも営業戦略としては大いに可能性を秘めています。目先の資金効率では見抜けない戦略的内容なのでしょう。

経理マンでは見抜けない資金効率は、現場レベルでは「トヨタの看板方式」のように、たくさんあるのです。またそれが産業革命と思われるほど世界を変えるきっかけを作ることになりました。

アメリカ・ビック3は日本市場を捨てた

日米貿易摩擦が起きたころ、アメリカメーカーも小型車を作り始めました。それは無骨なほど「へた」で商品として日本車に太刀打ちできなかったのです。日本国内で売るには・・・

【トランプ政権の中枢、ゴールドマン・サックス(3)】短期的資金効率➡

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