【トランプ政権の中枢、ゴールドマン・サックス(3)】短期的資金効率

トランプ・アメリカ大統領

トランプ・アメリカ大統領率いる政権がゴールド・マンサックス(GS)出身者を重要閣僚に用いているのですが、ファンドは短期的資金効率(5年程度で回収)を追い求めて「ハゲタカファンド」などと呼ばれているのは周知の事実でありましょう。それに対して本来の資金効率は投資に対する効率ですので、5年程度とは限らず、先々まで見通すことが必要ですし、もっとメカニカルなものです。

【本物の資金効率(1)】 【資金効率(1)】3つの業種 【資金効率】アセットライト




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アメリカ・ビック3は日本市場を捨てた

日米貿易摩擦が起きたころ、アメリカメーカーも小型車を作り始めました。それは無骨なほど「へた」で商品として日本車に太刀打ちできなかったのです。日本国内で売るには日本の道路事情と日本人気質に適応しなければなりませんが、その開発費は投資家からは「無駄な資金」と感じるものでしょう。そこで日本市場向けの小型車を作るのではなく、フォードがマツダと業務提携したときには、日本メーカーを買収して作らせるのかと思いました。それで良いのですが、マツダとの提携も解除して日本市場から手を引いてしまっています。その考え方の背景は「資金効率」であることは間違いのないことです。


ビック3は資金効率を考えて小型車市場を捨てたのです。それはトランプ政権の中枢を占めるゴールドマン・サックスのような短期的資金効率の結果なのです。

短期資金効率で考えるなら製造業は無理

ゴールドマン・サックスの「短期的資金効率」で考えるのなら、効率が良いのは「サービス業」で、SONYのように「エンターテインメント」・金融業となります。それは製造過程・物流過程の在庫、製品化する研究開発部門が、資金効率を落としているからです。ゴルフ場運営のようにサービス業であれば資金が寝ることはありません。ゴルフ場敷地が無駄に見えるのが短期的視野です。と言ってもREITで売って、前向きに投資できなければ、配当負担が中・長期的には大きな負担となるのが分らないのは、経営者としての資質に問題があります。「お小遣い帳」レベルの計算でわかるのですから。

社会常識外の資金効率の考え方

アコーディア・ゴルフを設立運営したゴールドマン・サックスには「研究開発費」「社員の福利厚生費」はもちろん「社員教育費」すら「無駄な投資」と見ていたようで・・・

【トランプ政権の中枢、ゴールドマン・サックス(4)】短期的資金効率➡

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