【トランプ次期アメリカ大統領(14)】会議が苦手[1]

トランプ・アメリカ大統領

安倍首相とトランプ次期大統領の会談が無事行われ、安倍首相は手ごたえを感じていると周囲に語っているようです。真実がどうであったのかは2人だけで会ったので分らないのですが、「トランプ氏は人の言うことをよく聞く人懐こい感じ」と安倍首相は評しているようです。

これは、これまでのトランプ氏の言動と、これからの方針を理解するのに大変役立ちます。

関係性を認識できないとは・?

人は他人と話をするときは、相手の表情を見て話し方を変えます。「相手に規制される」と言っても良い状態です。トランプ氏はこれまで「それぞれの立場の人々に都合の良い話」をしてきました。暴言と言われる「日本車に関税をかける」などもアメリカの製造業の工場で働いてきた人々には、当然で勇気の湧く話です。トランプ氏はマイクの前で全世界に向かって、それを話しています。しかし、それを聞く日本人の反応と、今後、敵対してくる可能性について心配していません。彼には「どうして日本人が怒るのかは認識できていない」のです。トランプ氏は「ただただ目の前の人に語り掛けている認識」なのです。

目の前の人物に合わせて話していて、その反対の立場の人が敵対してくることを認識できないのです。ですから敵対して来れば「話の筋」は考慮できず「潰しにかかる」のです。

結果、極めて利己的で傲慢な結果となるのです。

多数の人での打ち合わせは苦手

1対1の打ち合わせは、相手に都合の良い話でまとめて、後に必ずしも約束を守る気持ち(認識)はありませんので、内容は適当でよいのです。これが「暴言」として騒がれるのです。

多数の会議などの打ち合わせとなると、多くの人の立場が矛盾してきますので、調整をしなければなりません。1人に都合の良い話をしていられないのです。そこで筋の通った話でまとめ上げることは苦手となるのです。そこで2,000件とも言われる「訴訟王」の顔が出来てしまいます。

人々の関係性を客観的に捉えられないことで、次第に「ワンマン」でなければならなくなっていきます。そこで長く付き合っていくうちに矛盾が激しく、約束を守らないなどで人間関係を壊す方向に行くのです。

俗に言うところの「ワンマン」社長の人は、孤立していくのです。

本音は牛耳ること・!

物欲など人間の欲望の基礎的なことは誰でも同じですが、物事の関連性を考えると、自分の都合ばかりで言動出来るわけもないことは・・・・

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