【トランプ次期アメリカ大統領(3)】政治は八方美人[3]

トランプ・アメリカ大統領
トランプ大統領

写真出典は:https://ja.wikipedia.org/wiki/ドナルド・トランプ 

世界はトランプ氏が選挙戦の中で公言してきた政策を実行するのか、気にしています。日経平均は昨日1,000円下げ、今朝には1,000円戻しました。

これは就任演説でトランプ氏が、大変温和に団結を訴えたからです。

☚【トランプ次期アメリカ大統領(2)】政治は八方美人[2]

トランプ氏の本心は・・?

トランプ氏の本心がどこにあるのかとマスメディアも世界の政治家たちも、官僚たちも探ろうとしています。「トランプ氏はしたたかな政治家になる」。「これまでの言動はしたたかな計算のもとで演じている」と分析する専門家もいます。

これは本質的な誤りでしょう。トランプ氏の本音は「他人のことはどうでも良い」つまり「他人の人格を認識できない」のであり、だからこそ自分の利益のみを追求し、これまで多くの人を泣かせて、不動産王として成功できているのです。

ですから彼のこれまでの視野では、日米安保条約は「アメリカにとって不合理」に見えているので、けなすのであり、日本の立場は認識できないのです。でも日米同盟はアメリカに大きな利益をもたらしていることが分かると、途端に態度を変えてくるでしょう。つまり「自分ファースト」にすぎないのです。

これからの交渉ではトランプ氏に有利になるような要素を見せることが大切でしょう。むしろ単純で明確なのです。しかし、トランプ氏は無理な要求を周りに押し付ける結果に出てくるはずです。そのとき自分の野望が通らなくなったとき敵対してくるのであり、無意識でしょうが、敵は抹殺するべきものとしか認識出来ていませんので、ヒトラーにもなりえるのです。

世界は彼をコントロールできるのか・?

これから隠れトランプの功罪が、問われる時が来るかもしれません。それはアメリカを含め世界がトランプ氏の稚拙な認識をコントロールできなかったとき、悲劇が繰り返されるからです。

ヒトラーは去りましたが、第2次世界大戦後、有効な再発防止の取り組みはなされておらず、再びヒトラーが再現されない品質保証はないのです。政治には「再発防止策」を取る必要性についての認識はないようです。戦後作られた国連に期待するのが、希望的見方でしょうか・・?

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