【トランプ次期アメリカ大統領(7)】日本の安保[4]

トランプ・アメリカ大統領

トランプ氏の登場でにわかに問題となってくるのが、日本の安全保障体制です。

安保法制国会審議の時、声を上げた学生と主婦の勇気を褒めましたが、アメリカの若者や母親たちも「自分の子供を戦場にはいかせない」とする気持ちは同じなのです。

☚【トランプ次期アメリカ大統領(6)】日本の安保[3]

日本核武装論

これまでの日本は「アメリカの言いなり」と言える状態で、国民は居心地が良かったので、あまり不満がないので気付かないのです。軍事技術は国産化が出来るものでも、アメリカの装備を買わせられてきており、民間航空機でさえボーイングの下請けとされてきました。イージス艦などアメリカ軍の軍事システムに組み込まれており、アメリカ極東軍日本軍とでも言うべき状態です。いまや日本単独での軍事行動が難しくなっている現状です。偵察衛星さえ独自に打ち上げることを認められていなかったので、日本は北朝鮮やロシア、中国の軍事機密をアメリカ軍からしか得られないものもあるのです。もしもアメリカ軍が引き揚げるとしたら、これらすべてを日本独自に行わなければならず、費用の面からも核武装は現実のものとなります。

日本は核爆弾を製造するに十分な核物質と、ロケット技術、潜水艦技術を持っています。取り掛かれば数年で核武装が始まるでしょう。これを、ちらつかせて日本が核武装すれば、世界政治の場でもアメリカの言いなりにはならなくなることを教えるべきです。そして本当にアメリカ軍が引き揚げるのなら、通常兵器で中国軍の侵略を止めることは困難なので、核武装を選択することになります。その準備を進めるふりはすべきでしょう。

日本は、現在の核武装が必要な北朝鮮の立場に、立たされる危険があるのです。

理想と現実のかい離は、日本人を苦しめることになりますが、生きるためには必要なことであることが、安保法制国会審議の時、声を上げた母親たちにも分ることでしょう。少なくとも現在の「平和ボケ」を解消していくことで、現実の平和を維持する知恵を持つことが出来るのかもしれません。

国際関係では弱肉強食の現実であることを、いまは実感すべき時です。

自己愛性人格障害の問題点

これまでの言動を見る限りはトランプ氏には「他人の人格を認識できない」欠点が感じられます。ホワイトハウスでオバマ大統領と会談した様子など・・・・

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