【ドゥテルテ大統領】したたかなのか?人格障害なのか?(4)

日記

フィリピン・ドゥテルテ大統領が「暴言をやめる」と宣言したそうです。

☚【ドゥテルテ大統領】したたかなのか?人格障害なのか?(3)

視野を広げて事実に向き合うこと

何事も視野を広げなければ見えてきません。自分の損得も長期の視野で見たほうが良いのに決まっています。短期主義の言動は、案外、事実に向き合えない寂しい現実なのかもしれません。

ドゥテルテ・フィリピン大統領も、これからが本番です。その場その場で取り繕っているのは誰にでも分ります。信用してもらえなくなるのは当然ですが、韓国朴大統領のように影の人物に操られているような人もいますが、それが表舞台の政治家の本質で、「誰が・?」と見るよりは「何が・?」と見ると本性が見えやすいと感じます。それが利権の構造であることが、政治家の宿命と受け止めるべきでしょう。

何がドゥテルテ大統領を動かしているのか?

ドゥテルテ大統領の行動原理の基礎要件は「中国の台頭」です。アメリカのアジアにおける覇権が中国にとって替わられてきていることが、この変化の基礎です。何時かの時点で、日本も同じようにアメリカから中国に乗り換えていかねばならないと考えておくことです。悲しいことですが、高齢化が進む日本が再び経済大国として発言権を持つことはなく、アメリカが力を落とせば中国に従わざるを得ない存在です。

ドゥテルテ大統領の言動は、日本の良い見本であり得るのかもしれません。

韓国が朴大統領の機密漏えいで揺れています。揺れが収まったとき、どのような政権が出来て、アメリカとの関係がどのようなものになるのかが注目です。ミサイル防衛システムTHAADの配備がどのようになるのかを見れば分るのでしょう。日本にも近い将来、そんな選択の時が訪れることでしょう。

中国の核戦略の完成

フィリピンの動向で深刻なのは、中国の南シナ海の覇権を握ることは、中国ミサイル原子力潜水艦が回遊する海域を確保することになり、現在、実戦配備出来たとは言えない核ミサイルの配備が完了することとなります。ロシアはオホーツク海に戦略核ミサイル原子力潜水艦を回遊させており、中国も南シナ海を手に入れれば、ようやく配備を終わることが出来ます。アメリカの核ミサイルに対抗して互角になることは、より中国のアジアにおける覇権を確定し、沖縄のアメリカ軍基地はより戦略的に重要性を増します。

いよいよ、日本もアメリカの核の傘を出なくてはならなくなるかもしれません。フィリピンも同じはずですがね~~。