写真出典:http://lesson.golfdigest.co.jp/gear/catalogue/driver/gca000005952701.html
ゴルフ・ギアを購入する場合、ある程度の知識があればネットで仕様を合わせてくれるネット店舗も増えました。今回は松山秀樹選手が現在使っているキャロウエイ・グレートビッグバーサー(GBB)を例にとりながら、仕様の決め方を見ていきましょう。
☚【ドライバーをネットでカスタム注文(7)】松山のGBBの場合[7]
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カスタムドライバーのグリップを選ぶ
■グリップの太さ
基本的には、グリップは握りやすい太さを選択するのですが、この握りを軽視するのは禁物です。
グリップを太くすると、手首をターンすることが難しくなりスライスする人が増えます。プロは引っ掛けることを嫌って、反しにくいようにわざと太くする人もいます。逆に、スライサーはグリップを細くしておくと、ヘッドを反すことがやりやすくなります。
また、グリップが細いと軽く感じる人もいます。その逆に、今までよりグリップを細くすることでヘッドが効いて、クラブ全体が重く感じる人もいます。
かなり無意識ですが、グリップの太さがスイングに影響します。
青木功プロ(現JGTO会長)などは自分でグリップ交換をするようで、自分に向いた太さに調整しています。クラブ契約の切れているメーカーのサービスカーでも気軽に入ってきて、「勝手知ったる仕事場」のように作業しているそうです。大御所ですからね(^^)
↓↓↓青木功プロ(尊敬するゴルファーですので、会長でなく敢えてそう言わせていただきます)の人となりや技術がわかる貴重な動画です。
プロたちは、右手と左手の握りを考えてグリップの太さを変えているようです。グリップの太さは規格があり、細いものから太いものがあるのですが、シャフトと接着する両面テープを、二重巻き、三重巻きなどします。また、右打ちで左手の部分は細くなっているのですが、右手の力を抑制するために右手の部分だけ両面テープを多く巻いて太くしている人もいます。ウェッジなどは特にグリップ手前から先端まで同じ太さにする人もいます。
↓↓↓松山英樹選手がトーナメントで使用するキャロウェイのグレートビッグバーサ。シャフトは、三菱レイヨンのFUBUKIのATでカスタムできます。グリップテープの選択もOK。「1重」「2重」はもちろん、上記で解説したように「右1重、左2重」「左1重、右2重」も選択できるようになっています。効かせたくない腕の方を2重にすればよいのです。
基本的な太さは「ツアーベルベットラバー」のスペックを見るとわかるように、M58・M60・M62などと表現されて、先端内側に表示されているのが通常です。ちょっと見にくいので分りやすくしてほしいものです。数字が小さいほうがゴムの厚さがあって太くなるのですが、それはグリップ内径を現していて、内径が小さいとシャフトに刺したとき、膨らんで太くなるようにできているのです。最初は、M60を選択すればよいでしょう。太くしたければM58、レディースはM62を選択します。
グリップを挿し変えるだけでクラブの特性を変えることもできますので、これは「買ってみたけれどフィットしないときの対策」として後に記事にします。だめだと思って使わなかったクラブでも、グリップを変更するだけで調整が効く可能性が大いにあります。ご期待ください。
■バックライン 有・無
グリップで気付いている人も多いことでしょうが、バックラインの有・無があり・・・・つづく
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