【ネット上の正義】検索エンジンの癖

アコーディア・ゴルフ

ネットサイトの運営で絶対条件は「検索で上位にランクされる」ことです。そのため「SEO対策(検索エンジン対策)」が別途ノウハウとされて、現在、支配的な考え方とされています。その検索エンジンも常に進歩を遂げており、対策も日々変わってきています。

検索エンジン対策の弊害

例えば、検索エンジンも、単語で検索していたため「埋め込み文字」に惑わされて関係のないサイトを検索してしまっていました。「埋め込み文字」とは、「白い背景に白い文字」で画面では見えないのですが、検索に掛かりそうな単語が多く並べてあり、検索上位に来るのでした。すると関係のない内容が検索で表示されてしまい迷惑以外の何物でもありません。

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上位に来るので一応クリックする人もいて、クリック数が上がるサイトになっていました。現在では「表題と本文のチェック」が行われて「表題単語が本文の中で、何回使われているのか」を調べ、表題単語が本文中に使われていないと「不審な文章」としてはじかれるようになっているようです。SEO対策で本文中に検索語句を多く入れこむことが必須となってきましたが、表題の単語を本文の中で繰り返し使う文章もおかしなもので、表面的な「まとめ記事」と言われるものでなければ、表題単語を本文中でそれほど使うものではありません。これでは「どこまでも内容重視」にならないのです。

「まとめ記事の流行り」は内容を読めない人が増え、表面的な情報集めがもたらした弊害と言えます。便利であるのですが、それは社会全体が「よく考えない」「よく理解できない」状態の表れで、学校教育の問題点と捉える必要があります。

短期主義の世界

このほど「知恵の輪サイト」を立ち上げた人たちに私が繰り返し伝えていることは「検索エンジン対策を取ることは大事ですが、内容を崩しては長くは続かない」と言うことです。

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アコーディア・ゴルフ(AG)の経営方針で「短期的に利益を出し、転売する」とのファンドの極端な経営方針は、その後に問題を多く残すように「まともな商売ではない」と言い切れます。それはコストダウンではなくケチってその時だけ利益に計上して、配当してしまっては、次の設備更新にも困る状況を作り出してしまいます。正常な減価償却を行わずに利益に計上することは、業績が悪く追い詰められた時の状況であるのです。減価償却を設備更新が順調にできるだけは確保していれば、穴だらけのカート道路で「ケツが痛くなる」ようなことはなく、長期的にみると「客離れ」に結び付くようなことはありません。

ゴルフ場を買収するにつけても、買収されたゴルフ場が会員を含めて評判が良ければ、次の買収もやりやすくなります。現在のように「最悪のスポンサー」と言われるようになると、全てが困難になってしまいます。

検索エンジンのAI化

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ネット上の商売が、「内容を良くしよう」とする、品質重視の基礎を作るには「検索エンジン企業」のモラルに掛かっているようです。文章の良しあしを判断するには、現在の検索エンジンの持っている300程度のチェック項目ではとても判断できるものではなく、AIのレベルでなければならないでしょう。将棋のAIレベルを超えたところにしか、文章の良しあしを判断できるレベルはないのであり、将棋で人間を破り、車の自動運転を開発しているグーグルには、直ぐにでもレベルアップが出来るはずです。社会に対する影響力からいえば、検索エンジンのAI化のほうが優先課題であるはずです。でも検索エンジンが社会の価値観を決めてしまう時代になりました。恐ろしいですね。