【ブラックバイト・ブラック企業の流行るわけ?(3)】

アコーディア・ゴルフ

セブンイレブンのアルバイト学生に「急に欠勤した場合は1万円の罰金を徴収する」とした契約を結ばせて店舗オーナーが書類送検されました。真に稚拙な間違いなのですが、セブンイレブン本部が加盟店オーナーの教育の必要性を認識していないことが驚きです。

朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASK2R0BXZK2QOIPE047.html
セブン店長、欠勤バイトに罰金か オーナーら書類送検
2017年2月23日14時05分


➡【ブラックバイト・ブラック企業の流行るわけ?(2)

「現体制」は常に国民を無知にしておきたがる

人間である以上、現体制は常に国民を無知にしておきたがるもので、それは人間は立場で思考し現体制批判をさせずに、このまま現状を維持しようとするからです。「保守」とは本来は現状(または過去)の体制を維持すし、変化を望まない人々を指しています。


「現体制」と言われても聞きなれない言葉で使ったこともない人が大多数となってきたのでしょう。

「現体制側」とは現在の社会システムを構成し義務と権利を持つ人々と言えるでしょう。その多くは「現状の社会の中に利権を有して搾取している側の人々」とも言えます。韓国社会の「財閥」をイメージすると分りやすいかもしれません。

権力は必ず腐敗する

体制側に立った人々は利権を握りますので現状維持を強く望みます。そのために投資家の立場であれば労働者の権利を無視してでも自分の利益を求めます。村上ファンドの動きを見ると分りやすいはずです。自由な経済活動を欲して活動してきた資本主義ですが、どうしても資本家の力が強く労働者の権利が侵害されてきた歴史があります。そのため民主主義を目指す中で労働組合の必要性が認識されて、数々の仕組みが構築されてきました。その表れが労働基準法ですが、その趣旨を理解していない労働組合まで現れて、現在の日本社会では若者の労働組合離れが起きて、株主・経営者の力が労働者の力とバランスできないほど強くなっている結果が、ブラック企業、ブラックバイトです。

セブンイレブン、アコーディア・ゴルフなど、根本的に考えを改めるときであり、特に労働者側の知識が「稚拙」極まりない現状を、社会は何とかしなければなりません

それが教育改革であるべきです。しかし、文部省、教育委員会など関係各機関自身が体制側べったりの状況で、頻発している「いじめ」にまともに対応できないほどの病根となっています。

恐れるべきは「森友学園」のように明治天皇の言葉「教育勅語」を持ち出して、民主主義を否定し、全体主義を教育する機関に日本の総理大臣夫人が名誉校長などになって肯定していることです。

社会がもう一度、戦前の全体主義に戻って800万人とも言われる戦争犠牲者を生み出す社会になる危険性を感じるのは私一人ではないでしょう。自民党安倍政権が右傾化して「格差拡大」の方向に向かうことを懸念します。

格差拡大が根本原因

経済のグローバル化を推し進めて、企業・金融活動活発化させ、GDPの増大で利益を拡大していこうとの基本方針が、自民党のみならず中国共産党も含めて現代社会のあるべき姿と、無批判に・・・

【ブラックバイト・ブラック企業の流行るわけ?(4)】➡

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