【プーチン大統領はアスペルガー症候群(2)】米国防総省が研究報告

プーチン大統領 社会

前回の続き。2015年のAFP通信の発信で、米国防総省が2008年の研究報告書で、プーチン大統領がアスペルガー症候群であると結論づけていたことを発表しました。アスペルガー症候群は精神障害と受け取られがちですが、生まれつきの脳機能によるもので、もう1つの特徴を見ていきましょう。




 

【プーチン氏はアスペルガー症候群(2)】米国防総省が研究報告

☚前記事からの続きです。プーチン大統領はアスペルガー症候群(1)米国防総省が研究報告

アスペルガー症候群の特徴:牛耳らなければ気が済まない

アスペルガー症候群の人は、すべてではないですが、極端に牛耳ろうとしてくることが多いです。まさに、ロシアのプーチン大統領のような感じです。

プーチン大統領の「核の脅し」は恐怖と混乱を煽ることで、それはうまくいっている —— 専門家が指摘
差し迫った核戦争の脅威は依然として低いとアナリストたちは話していますが…。

 

そんなアスペルガー症候群の人は周りにも存在します。先日、自動車サイトの編集者の依頼で、ある車のネット上の記事を頼まれた時のことです。

その車はモデルチェンジが目の前でしたので、「少し待ってはどうか」とアドバイスしたところ、それは快く「知らなかった」と言っていったん中止したのです。

ですので当方は、モデルチェンジとはあまり関係しない部分の記事を書いて渡し、残りをモデルチェンジに合わせてどのように処理するかを提案しました。

つまり、新車情報というものはいち早く記事にしたほうが良いのですが、試乗はまだ出来ないので、それだけ残して先に「足回りの仕組みなどを替わりにレポートして、データがそろってから試乗記を書きましょう」と提案したのです。

こちらは2重手間になってしまうのですが、彼(先方クライアント)にとって大変有利な提案をしたのです。どうせボランティア並みの請負料金でしたので、私は彼の立場に立って良心的な提案をしたのです。

ところが…、先方は喜ぶと思っていたのですが、突然に「料金は払うので二重の記事はいらない!」と言って、「彼は全てをなげうって」2週間消えてしまいました。私からのメールをロックして連絡不能、音信不通となってしまったのです。

普通だったら、とても理解しがたい行動ですよね。

でもこの症状は、アスペルガー症候群の症状の1つといえるもので、知っていれば「またやったな…」としか言えません。これで人間関係が構築できず、アスペルガー症候群は社会的能力が劣るということになってしまいます。

こちらが彼の立場を考えて言動しても、アスペルガー症候群の彼は理解不能に陥り、連絡を絶ってしまうのです。どうしてこうなってしまうのかは、前回の記事中(アスペルガー症候群の特徴:人間関係の構築が困難)でも少し説明しています。

では、どうすれば良かったのかと言うと、当方が彼の症状を理解して、彼の言うままにに牛耳られ、「お人好し」にならないと人間関係を続けられないのです。つまり、彼が一方的に牛耳ることができたなら、人間関係は続けることができます

このように、他人の提案を受け入れられず(相手の立場や関係性を理解できず)、そのために一方的に牛耳ることしかできないのがアスペルガー症候群の症状の1つです。

双方で相手の立場を読み取りながら会話のやりとりが困難です。

かつてのドイツの独裁者、アドルフ・ヒトラーは、自己愛性症候群ともサイコパスとも言われていますが、このようなことの極端な例、人物です。追い詰められて危機的状況になると、「ひどく強権をふるうようになってしまう」のです。

※アスペルガー症候群(ASD)が直接自己愛性症候群やサイコパスと言うわけではありませんが、自己愛性症候群などのパーソナリティ障害の裏に、自己愛性人格障害が潜んでいます。
※現在の社会でも、自己愛性人格障害の被害に遭っている人がいるのが現実です。興味のある方は、参考に、『精神病院の勤務者が教えるモラハラ対策あなたを傷つけるあの人は自己愛性人格障害かもしれない Kindle版(Amazon)』を読んでみてください。

 

人類のリーダーには、理念を掲げられる人物を望む

アスペルガー症候群を含むASD、自己愛性人格障害を含むパーソナリティ障害、そしてサイコパスなど、かつては精神病、現在は脳機能不全とされている症状を勉強してみると、社会を違う視点から見ることができます。

そうすると、世界のリーダーたちが、アスペルガー症候群の症状を持つ人物で占められることには危険があると感じます。

やはり、世界や組織のリーダーになる人物は、オバマ・アメリカ元大統領、メルケル・ドイツ元首相のように「理念」を基本に掲げて言動する人たちでないと、戦争など人類に危険を生じさせることになってしまいます。

企業家、資本家でも理念を理解できない人は、マネーゲームの利益だけを求めて、労働者の権利、他人の人権を無視するようなことをしてしまいます。

そのように強引で、牛耳ることに生きがいを感じるからリーダーになってしまうということもあるでしょう。

しかし、そのような人物がリーダーになるとどうなるか?

短期的には問題化しないとしても、中・長期では大きな問題を積み上げていることに気付かねばなりません。

↓↓↓社会に影響を及ぼすパーソナリティ障害。自己愛性、境界性、演技性、反社会性、妄想性、失調性、シゾイド、回避性、依存性、強迫性などの分類がこの本でわかります。