【マツダ・新型ロードスター RF登場】試乗記[1]

マツダ

写真出典:http://www.mazda.co.jp/cars/roadster-rf/feature/design/?link_id=sbnv

リトラクタブル・ハードトップの形式をとった新型ハードトップです。まず第一はそのスタイリングで、ロードスターのハードトップと言えば、リトラクタブルでノッチバックスタイルが定番でした。しかし今回は性格には「取り外し式ではなく格納式」で、それも電動で数十秒でロックを外すなどの操作は一体化され「ワンタッチ」で行われる便利なものです。

そのスタイリングは「好み」は別とすれば、ロードスターのそれをうまくファストバックに処理したプロ―ポーションを持っています。



マツダ・新型ロードスター RFのスタイリング

スタイリングには好みがあり、それを論評しても始まりませんが、優れたスタイリングは存在します。マツダ・新型ロードスター RFは「カーオブザイヤー」を受賞したロードスターの流れをくむだけにかなりの高評価を与えても良いのではないでしょうか。評価はあくまでも皆さん一人一人の問題ですが、分析はあっても良いはずです。

■プロポーション

ワンボックス・ツーボックスなどの箱型で積載量が問題であり、日常の使い勝手が最優先の車ではなく「走ること」を全身で示すこの車については、まず全体として「ワイドロー」でなければなりません。それは「走る」には、重心が低く、全面投影面積が小さいことが必須であるからです。そしてサイドからのプロポーションは「好み」が現れるところです。

ロングノーズ・ショートデッキのファストバックのプロポーションは、時代を超えて「スポーティー」の表現の代名詞のようです。「ティアドロップ」がテーマと聞きましたがこの水滴型は、原子力潜水艦に採用されて水中で最も抵抗の少ない形態と言われています。

写真出典:http://www.mazda.co.jp/cars/roadster-rf/feature/design/?link_id=sbnv

実際にマツダ・新型ロードスター RFの横からのプロポーションを見ると「コークボトルライン」です。

車のデザインは居住スペース、エンジンなど駆動系の積載スペース、トランクスペースなどを確保してみると、殆どデザインの入る余地がないほど、形が決められてしまいます。そこで独自性を出すのはなかなか難しいものですが、マツダのデザインは結果として成果を上げているようです。

■エッジの処理

歴史上、同じようなデザインの繰り返しであることがほとんどなのですが、新鮮味を出すところは実は「エッジの処理」「面の処理」と言えるのでしょう・・・

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