写真出典:http://www.mazda.co.jp/cars/roadster-rf/feature/design/?link_id=sbnv
まず第一はそのスタイリングで、ロードスターのハードトップと言えば、ノッチバックスタイルが定番でした。しかし今回は正確には「取り外し式ではなく格納式」で、それも電動で数十秒でロックを外すなどの操作は一体化され「ワンタッチ」で行われる便利なものです。
そのスタイリングは「好み」は別とすれば、ロードスターのそれをうまくファストバックに処理したプロ―ポーションを持っています。
街乗り
新型ロードスターRFで走りだして、上下2車線の歩道のある、つまりどこにでもある生活道路に出ます。
道路工事跡に差し掛かると、小刻みに突き上げ感が強い振動が来ます。これは後でレポートしますが、現状のセットアップでは仕方のないところです。決してオーバースペックとは言えないタイヤ(205/45R17)と車重(1.1t)ではこのあたりの振動吸収が最も苦手なサスペンションなのでしょう。
出典:http://www.mazda.co.jp/cars/roadster-rf/grade/?link_id=sbnv#roadsterrf
日常、買い物・通勤などに使うのであれば、少々不便に感じる領域です。
しかし、この車の性格から考えれば納得のいく突き上げ感で、スピードの上がることを楽しみに感じます。
街中での取り回しに関しては、そのサイズから「楽に取回せる」と言えます。車両感覚は駐車などの低速ではやはり苦労するデザインです。スピードが上がると車幅感覚などはむしろ取りやすいと感じるのは不思議です。動的バランスが良いのでしょう。
30~40km/hの街乗り速度では、かなりの突き上げ感があります。信号からのスタートでアイドリングストップからの遅れはないようです。またエンジンは、決して高回転型とは言えないのですが、ダウンサイジングターボの時代、あえてNAのピックアップを大切にしているためCX-3のようなアクセル開度の遅れを作ってはいないようです。これは歓迎するところで、CX-3のアクセルの初期開度を抑制する量は異常であると感じます。それともターボラグが大きいのでしょうか?
また、マツダ・新型ロードスター RFのアクセル開度調整が過敏とも考えられず、CX-3の方は調整を願いたいものです。
郊外のワインディング
箱根のスカイラインのような山道ではないので、十分にスピードは上げられませんが、ハンドリングの一端を確かめることが出来ます。ロールを押さえたセッティングで・・・【マツダ・新型ロードスター RF登場】試乗記[7]➡
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