写真出典:http://www.mazda.co.jp/cars/roadster-rf/feature/design/?link_id=sbnv
まず第一はそのスタイリングで、ロードスターのハードトップと言えば、ノッチバックスタイルが定番でした。しかし今回は正確には「取り外し式ではなく格納式」で、それも電動で数十秒でロックを外すなどの操作は一体化され「ワンタッチ」で行われる便利なものです。
そのスタイリングは「好み」は別とすれば、ロードスターのそれをうまくファストバックに処理したプロ―ポーションを持っています。
郊外のワインディング
箱根スカイラインのような山道ではないので、十分にスピードは上げられませんが、新型ロードスターRFのハンドリングの一端を確かめることが出来ます。
ロールを押さえたセッティングで、ボディーの振動がある程度あるので分りにくいのですが、カーブでは横Gを感じるほどスピードを上げないとロールを感じることはありませんでした。
しかし、ハンドル切り初めの感触は「ダル」と言えるもので、かつてのBMW850のように12気筒のフロントエンジンのノーズヘビー感が、かなり強いアンダーを感じさせるだるさでした。
↓↓↓BMW850i。
マツダ・新型ロードスター RFが決してアンダーが強い訳ではないようですが、ハンドルの感触としては「重い」と切り初めに感じさせるのです。これはおそらくはハンドルの電動補助のドライブバイワイヤーのセッティングによるのでしょう。マツダ・ロードスターに対して、マツダ・新型ロードスター RFは少々ダルにセットして、性格を明確に分けるつもりのようです。自由にスタイリングとセッティングを選べるとよいですね。
写真出典:http://www.mazda.co.jp/cars/roadster-rf/feature/design/?link_id=sbnv
新型ロードスターRFは、ライトウェイト・スポーツと言うよりは「GT」の方向での味付けです。営業政策上、性格を分けて拡販を狙っているようです。
初代ロードスターは800kg台の車重でしたので、現在1トンを超えるようになり、ライトウエイトスポーツからは外れてきている感があります。もっとオプションで車を作れる仕掛けがほしいと思う人は私だけではないでしょう。初代ロードスターは沢山の改造車が出来ていました。
↓↓↓マツダさん、いい試みです!
大切な愛車をリフレッシュ。マツダ、初代『ロードスター』のレストア事業を2018年より開始 https://t.co/mymxXTkRvd pic.twitter.com/unpB5tMKTG
— AUTOSPORT web (@AUTOSPORT_web) 2017年8月4日
1.5Lのマツダ・ロードスターのほうが初期の性格に忠実と言えるでしょう。ホンダ2000よりもGTに近づいたかもしれません。
一方、他に試乗したスバル・新型インプレッサは何気ないセダンでありながら、その操縦性能はライトウエイトスポーツにそん色ないのは立派です。マツダは色々な市場に向けて操縦性能のセッティングを変え過ぎているきらいがあります。ある程度、機敏な操縦性能を全車に与えてしまっていのかもしれません。
それにはサスペンションで微細な振動を吸収してしまい、低速時の硬さを解決しなければなりません。スバル・新型インプレッサが半歩前に出ている印象です。
6速AT
非常にスムーズと言える変速で、アクセルによる変速をしてみたのですが、変速タイミングが、短い時間では掴みにくいほどショックが感じられません。CVTを開発・・・・【マツダ・新型ロードスター RF登場】試乗記[8]➡
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