【七草がゆで疫病封じ】お正月の知っておきたい風習、しきたり、習わし (今年の無病を祈ろう!)

伝統の知恵・伝統工芸

お正月も三が日が過ぎて、休みも終わり仕事が始まると、また落ち着かない日々が始まります。でも、15日まではお正月の行事はあります。まずは、1月7日の七草がゆについてお話ししましょう。



そもそも「餅(もち)」とはおめでたい食べ物

そもそも餅は、望月、つまり満月の意とも言われて、おめでたい時にいただく食べ物です。

お雑煮の他に、1月15日まではこの餅に関わる行事がたくさん続き、餅を使用します。

また、行事がゆにはめでたいので必ず餅が入りますが、この粥に入っている餅のことを「かゆ柱」とも言います。

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七草がゆの意味

七草(ななくさ)がゆは、疫病の流行が多かった昔、疫病封じと邪気払いのためのおまじないでした。

2020年には新型コロナウイルスが世界で大流行し、2021年を迎えても収束する兆しが見えていません。地球上がそういうバイオリズムの時期に入っているのかもしれません…。

それを払いのけるためにも、おまじないでもいいから「七草がゆ」を食べておきたいですね!

 

1月7日は「松の内」が開ける日ですが、この日に、まだ雪の下にある、春になると芽吹く若葉の生命力を取り入れることで、疫病などに打ち勝とうと言う願いが込められています。これも、日本の伝統、日本人の知恵なのです。

今年の体調が不安な方は、ぜひこの機会に七草がゆを食べてみてください。ご利益があるかも!

七草囃子(ななくさばやし)という歌があるそうなのですが、七草がゆを作る時は、それを歌いながら包丁で七草を刻み、もちを入れたかゆに仕立てていくのが習わしだそうです。

↓↓↓その歌を聞いてみましょう!(YouTubeより)

♪七草なずな/七日の晩に/唐土の鳥が日本の土地へ渡らぬ先に/

七草なずなを手で摘みいれて/ホーットトット/ホーットトット♪

その土地によって、ちょっとずつ歌詞が違うようです。興味のある方は調べてみてください。

 

七草は「日本のハーブ」

七草とは、セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロの7つの植物です。

スズナはカブの葉、スズシロはダイコンの葉のことで、普段目にすることもあるでしょう。

その他は、現代ではあまり身近に思えないかもしれませんが、「日本のハーブ」と思って食するのがいいでしょう。正月のごちそうや酒で胃腸疲れが出ているかもしれません。この7つのハーブとおかゆで弱った胃腸を整えましょう。

七草の効用

・セリ … 鉄分が多い。貧血気味の方へ。

・ナズナ … 解熱・利尿作用。

・ハコベラ … 昔から薬草として親しまれた。その証拠に、ミネラルやタンパク質など栄養が豊富。

・スズナ・スズシロ … カブや大根の葉なので、やはりジアスターゼの消化作用があります。

その他のハーブも含めて、それぞれビタミンも豊富です。

↓↓↓今は便利なフリーズドライとなっています。保存も効くので、胃腸を壊した時のおかゆの素材としてストックしておくのもいいかもしれません。

 

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