【木更津東カントリークラブ(旧:亀山湖)】コース管理よし接客よしで気持ちの良いゴルフ場!(2)

ゴルフ場評価

千葉県の房総半島、君津市にあるゴルフ場です。2021年に木更津東カントリークラブに変更。千葉県で最初の、そして最大のダム湖である亀山湖に隣接し、紅葉の名所でもあります。アクアライン、館山自動車道、房総スカイラインなど道路が整備され、昔より行きやすくなりました。さて、どんなゴルフ場なのでしょう。

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亀山湖カントリークラブ、知恵の輪サイトの見立て

ゴルファー側の問題が浮かび上がるほど、よくできたコース

予約サイトの総合評価がGDO4.2、楽天GORA4.3と見事な評価です。このコースは特徴があるコースとは言えず、印象論で総合評価が上がっているとも考えられません。

コース設計は加藤俊輔氏の弟子のようで、難易度が高い感じも受けないのでしょう。有名ゴルファーの設計監修とは違って、コース設計家はどのレベルのゴルファーでも楽しめるように作ります。太平洋クラブ御殿場コースの設計は加藤俊輔ですが、一見して難しくはありません。ボギーペースを考えると易しいと言えます。私のベストスコアもこのコースで出ています。しかし、アンダーパーで回ろうとすると、なかなかプロでないと難しいのです。その設計思想がちょうどよく出ていることを感じさせる評価です。

木更津東カントリークラブ(旧:亀山湖CC)のマーシャルの働き

フォアキャディマーシャルの話が、旧:亀山湖CCのコメントにはよく出てきています。かなりコース側が進行に気を遣っているようですが、逆にマーシャルについてゴルファー側から苦情もあります。しかし、これはゴルファー側の心得違いと感じるものがほとんどです。

ゴルフ場で、フォアキャディやマーシャルにまだ遭遇していないゴルファーは、次の専門用語を覚えておいてくださいね。

※フォアキャディとは~ホールの途中に居るキャディ。 ゴルファーの打ったボールの行方を見たり、ブラインドホールなどで前の組の状況を見てティーショットを打てるかどうかを旗を振るなどして知らせたりします。 これは、進行を早めるためです。ゴルファーも協力しましょう。

※マーシャルとは~ コースマーシャルと言ったりします。マーシャルの仕事は、ゴルフ場でスロープレーになっている組のプレーを円滑に進めるため、巡回しています。ゴルフ場はゴルファーみんなが楽しむための公の場勝です。ハーフラウンドを2時間くらいで回らないと、後ろの組にしわ寄せがいってしまいます。スロープレーにならないよう、ゴルファーも協力しましょう。

プレーの進行では、「前の組と間を開けてはいけないと考えること」と、「後ろの組が打てずに待っているときの状況判断」との2つの注意点があります。

例えばグリーン周りでもたつく人がいます。そのとき前の組と間が空いていないからと安心してはいけません。後ろの組がグリーンを狙うために待っている時間が長いのは、ゴルファー側が自分たちのグリーン周りのプレーが遅いことを考えなければなりません。

初心者がアプローチで数打多く打つことはよくあります。仕方がないのですが、パットのライン読みが長い人は困りものです。プロ級の読みでなければ「分らない」が本当のところですので、自分の読みを決めてその理由をよく自覚して結果と照合するのです。腑に落ちない点があったら、そこが配慮出来ていない点ですので、次につなげるポイントです。これを繰り返せば読みも当たってきます。長い時間を掛けないコツを掴むことです。

旧亀山湖カントリークラブでは、マーシャル、フォアキャディなど出来ることは積極的にやっている様子がうかがわれます。

さらに、ゴルフ場に要望するとすれば・・・

残念なのは、バンカーの砂が少ないことです。節約と言うと最初になるようですが、排水との兼ね合いがあるのでしょう。また掘り返す(耕運する)手間を惜しんでいるようです。放置すると砂が細かくなって排水のつまりにもつながるので、適正な感覚でメンテナンスをしてほしいところです。

現代の人たちは「自分の都合」が最優先となっており、視野が自分中心です。プレーの進行について客観的に全体像を頭に浮かべて判断している人が、珍しい状況です。口コミでも「2時間15分でラウンドしたのに・・・」とマーシャルの注意を不満に思っている苦情がありますが、ゴルファー側は前後の人たちとの関連を考えなければなりません。マーシャル側が注意するときも、プレーヤーに「なぜ急がなければならないか・?」を分るようにするのが懸命です。

「アスペルガー症候群」の視野に近い、「わがままな視野の人」が増えています。韓国の「ナッツリターンの軽い症状」と言えば適切なのでしょうか? 「ゴルフ場では最初に犠牲にするのは自分のスコア」であることを噛み締めてもらいたいものです。大変努力しているコースですが、マーシャルの注意の仕方など、コース側に一層の工夫をお願いしたいものです。

naoe0421さん(@naoe0421)が投稿した写真

ゴルファーのマナー教室

このように努力しているコースでは、ゴルファーにマナーを教える方法論まで考えてほしいと思います。レッスンプロの中には、練習ラウンドをするときにプレー時間やマナーを教えている人たちがいます。現代人の常識では、ゴルファーのマナーは理解できない状態があるようです。

私の場合、メンバーに女性やシニア、初心者が入った場合、キャディーには「林などに打ち込んだ場合はボールは捨てていくので、私が声を掛けたらボールを探さないでください」と言っておきます。その日はスコアは考えずに、今日のメンバーのおもてなしに徹します。女性やシニア、初心者の世話をするキャディーの負担を減らすため、ほとんどセルフと同じ体制で自分でクラブを持ちます。そして「私には構わなくていいよ」とキャディーには話しておきます。それもまた良いもので、自分で練習に打ち込みます。前後の進行状況を見て、必要ならボールを拾って行くこともします。

それを理解できる人だと「すみません足を引っ張って」などと声をかけてくる人もいますが、ほとんどこちらの気遣いには気付きません。しかし、それが紳士のマナーなのだと思っています。ゴルフ場では紳士でいましょう

亀山湖カントリークラブは、少しほっとする熱心なゴルフ場です。

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