【今日も集客の達人】自動車ディーラーの生き残り[4] 「縄張り意識」が強いと客数・売り上げを逃してしまう!

アコーディア・ゴルフ

自動車ディーラーの生き残りをかけた改革が続いていますが、大変面白い事例も出てきていますので、ご紹介しておきます。どのような業種でも基本的な知識、姿勢です。☚【今日も集客の達人】自動車ディーラーの生き残り[3]



ゴルフ場の場合

同様に、ゴルフ場は、基本ゴルファーの縄張りでなければなりません。つまりはお客様の縄張り。

スタッフがお客様の部屋にお邪魔している気持ちになるのです。昔は、昼食を食べに、ゴルフ場のレストランを利用するのは当然でした。しかし、現在では変な飛び込み客は「何しに来た」とばかりの目で見られてしまいます。

Shuichiさん(@shuichi_1984)が投稿した写真


太平洋クラブ相模コースでのことでした。午後ハーフだけのラウンドで良くお世話になっていたときのことでした。

少し早く着いたので昼食をしようとレストランに行った時のことです。テーブルに座ったら変な目つきで見られたのです。なかなかメニューも持ってこないので手招きすると、ようやくやってきて「もう(ハーフを)上がってこられたのですか?」と尋ねられました。

コースプレーは予約制なので昼食の時間は分っているため、レストランのスタッフも予定の組が終わったからもう客はいないと思っていたのでしょう。

つまり、全くハーフの客やレストランだけの使用を想定していないのです。これは、強烈な「縄張り」の宣言でした。

なので、それからは昼食は済ませてコースに入るか、午後時間の予定が立たないときは、コンビニでおにぎりを買ってくることにしました。そして、いつか午後ハーフは他のコースで行うようになっていました。これが、「社員の縄張り」の結果なのです。


アコーディア・ゴルフのコースでは、物販の店が商品を通路まで張り出していますが、棚卸をしているときがありました。忙しそうに、かなり汗をかきながら乱暴に商品を数えているので、そのとき通路に近づけない雰囲気であったのと、乱暴に扱われる商品を見て買う気が失せる気持ちでした。店頭をスタッフの縄張りと勘違いしている姿勢で、これは絶対に避けなければならない態度です。

縄張りを解除することは、どのような商売でも共通の姿勢です。

➡【市場の縮小のメカニズムと対策(1)】自動車とゴルフ