【仙石ゴルフコース】由緒あるホテルチェーンで人気のゴルフ場!(2)

ゴルフ場評価

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仙石ゴルフコース、知恵の輪サイトの見立て

富士屋ホテル仙石ゴルフコースは、日本最古のリゾートホテルが展開したリゾートゴルフ場です。皇室も利用したというパブリックコースですが、現代の、安易に名門と名乗ってしまうブランド化に疑問を抱かせる、由緒あるゴルフ場です。

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名門の定義とは?

太平洋クラブを名門と呼ぶのには抵抗があります。御殿場コースはトーナメント品質のコースですが、メンバーの質は特に管理されてはいません。最近ではどのゴルフ場でも見られるマナーの低下が明確でした。民事再生の折に見せた、太平洋クラブの現在主流となっているメンバーの質は、とてもメンバーシップに耐えられるものではありませんでした。名門となるメンバーシップコースでは、まずは管理運営会社の姿勢、メンバーの質が大切であることは言うまでもありません。それも単に社会的地位があるとか、有名人であるとかに限って管理しても無駄なことです。何よりも運営会社、メンバーの意識の問題、つまりモラルです。

富士屋ホテル仙石ゴルフコースはパブリックであり、いわゆるメンバーシップの名門ゴルフクラブではありません。しかし、イギリスのセントアンドリュースもパブリックです。休日には犬の散歩道になったりするそうです。


名門であるということは、今どきのブランドとは違っているようです。

仙石ゴルフコースの口コミ評価から見えるもの

総合評価でGDO4.0、楽天GORA4.2となっており、コースとしては大したことはないのですが、立派なものです。接客が富士屋ホテルのノウハウですので、その感触で総合評価が上がっているものと見えます。メンテナンスなどは良くできているようですが、太平洋クラブの相模コースのようにグリーンが特別速いなどはないようです。極めて常識的なゴルフ場として必要なメンテナンスをきっちり行っているのでしょう。

セルフプレーに対する対策

セルフプレーを多く入れるようになって、その弊害を感じるコメントもあります。「詰め込み過ぎ」「昼の時間が長い」などです。ボールマークなどメンテナンスに関わる口コミは少ないことから、何がしかの対策があるのでしょう。

セルフが増えてからは、太平洋クラブ相模コースでも夕方になるとグリーンが荒れており、グリーンの凸凹も目立つようになっていました。かつてはキャディがバンカーを均したり、ボールマークを他の組の分まで直しながら回っていましたので、良い状態を保っていました。しかし、最近ではキャディーが派遣になったりして教育が出来ないのか、キャディー付でもメンテナンスしながらの姿を見かけなくなりました。

さて、富士屋ホテル仙石ゴルフコースとしてはどのような対策をとっていくのでしょうか? これは、殆ど全てのゴルフコースにとって参考になることでしょう。

立地条件とゴルフ場のレベル

仙石ゴルフコースのように、首都圏でも都心からこのくらい距離があると、そろそろ立地条件に頼り切った営業では難しくなってきているはずです。仙石ゴルフコースは、コースのレベルも、メンテナンスも、接客も、このレベルを続けられれば、後はセルフの弊害を対策するだけで続けていけることでしょう。しかし、川奈ホテルゴルフコースぐらい離れてしまうと名門意識はむしろ営業的には仇になることもあるでしょう。

GDOや楽天GORAなどの予約サイトの口コミ評価と、人口データ、距離の関係でこれからの施策は見えてくるものと思いますが、どうしてPGM・AG両社は分析をしないのでしょうか? 距離の概念は決して地図上の距離ではありませんが、各コースでルートはかなり限られているので、商圏、客層を明確にすることはできるのです。コース側のやり方で客層を絞り込んでは素人すぎて恥ずかしいことですが、逆にやり方次第でどうにでもなるものです。

仙石ゴルフコースがどのような立地条件にあるのかは、ぜひ分析しておくことが必要です。

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このコースと東京中央街からの距離でいえば、神奈川県央当たりのゴルフ場との比較をすると、大変有益なデータが得られるはずです。

「ゴルフ場口コミ評価」と「距離」と「価格」が連動しているはずです。

また、他のゴルフ場は、仙石ゴルフコースで接客姿勢を体感してみるとよいはずです。接客の問題を理解できるはずです。

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