【北朝鮮・グアム標的】ミサイル4発同時発射計画・実行可能性大?

日記

北朝鮮がミサイル発射計画を詳細に発表しました。いつもながら、いくつもの効果を同時に狙った「スーパーな方法」を北朝鮮は取ってきます。

➡【試乗記と言わせない!】あるジャーナリストのトヨタ・新型カムリ試乗記




■「実験したい」が基本

ICBMの技術を開発してきて、弾頭の大気圏への再突入技術、そして目標に命中させる精度など、本番に近い形で実験したいのが基本になっています。

それがアメリカや日本など世界の国々に対する配慮から、ロフテッド軌道などで、実験してきていますが、実用化の実験をしたいはずです。

テストをしたいのですが、日本列島を飛び越えグアム島に至るなど、戦争に至る可能性が高いので、事前に告知しているのです。アメリカに「実験です」と事前に予告して、「報復しないでください」と言っているのです。

■8月20日米韓共同軍事訓練を牽制

今年2017年も予定通り訓練が始まります。北朝鮮が恐れているのは、訓練で戦力が朝鮮半島に集まり展開しているまま、本番の攻撃に移ることです。敵対行為か否か訓練中は明確にならず、奇襲が可能だからです。

「斬首作戦」などを行うには絶好のチャンスであり、アメリカが大規模戦闘を避けて、軍事作戦を行うチャンスとしては、最も良いのです。

そして、防衛的牽制として、グアム島に先制核攻撃が出来ることを示すことで、アメリカの「斬首作戦」などの攻撃を防ぎたいのです。

■戦略拠点の防空能力を試す

グアム島はアメリカ戦略空軍の基地であり、攻撃型原潜の基地であり、北朝鮮攻撃の基地としては最も適している現実があります。先制核攻撃をアメリカが行うとすれば、この基地のB2・B1爆撃機です。通常兵器の戦闘が始まるとしても、空軍の攻撃力としては最大級です。

■アメリカのミサイル迎撃能力を試す

北朝鮮が4発のミサイルを同時に発射するのは、ミサイル迎撃能力を試すことが出来るからです。

グアム島基地のミサイル防衛は最大級であるはずで、アメリカのミサイル防衛能力を試すには、良い目標なのです。実践的テストとしては最適な目標です。

■日米安保を試す

日本を飛び越えることで日本国民とアメリカとを引き離そうとする狙いもあり、日本のミサイル防衛体制を試すことになります。また日本国民の集団的自衛権の解釈の隙間などを狙っているのでしょう。日米安保の結びつきに弱点があると、日本を攻撃すると、どのようなことになるのかを示すことになっていしまいます。

また日本国民の防衛認識を試すことにもなります。

■「斬首作戦」などを米韓軍事訓練を利用して行わない

多くの目的を持った実験で、「スーパー」な方法論と言えます。

PGA(日本プロゴルフ協会)の「ゴルフ市場復興の対策などの技法」としては、大変参考になる概念です。

本当に北朝鮮は実験に踏み切りたいので、戦争に至らないように慎重を期して、事前に着弾点まで示しているのです。アメリカ・日本・韓国は「予告しても全面戦争になる可能性が高いことを知らせるべきです。

アメリカは、北朝鮮に、軍事侵略をしないことを知らせるべきです。

アメリカ国防長官・国務長官などが「話し合い」を呼びかけているのは、戦争を起こさないためなのか?それとも北朝鮮の油断を誘うためなのか?は分りません。北朝鮮を安心させることが必要です。

アメリカが先制攻撃を行うとすれば最も良いチャンスが間もなくやってきます。