【国会で嘘つき政府、加計学園問題】権力は腐敗していく

日記

「特区で規制改革」は狙い通り、進めなければならないことです。獣医師会が利権とする世界で、新たに獣医学部を作ることの是非は「利権との戦い」との意味合いでは、加計学園の側にも言えることです。

➡【安倍首相の昭恵夫人は公人か?(1)】名誉職に対する認識


国会答弁で嘘つき

ことの是非を論じる前に、国会で答弁する官僚、政府関係者が「嘘」を平然と言っています。森友学園問題でも「記録はない」と言っていますが、嘘は誰にでも分ります。国権の最高機関とも言える国会で、首相初め行政の責任者が「見え見えの嘘」をいいます。


首相、官房長官など都合の悪いことを言う人物に対しては「人格を傷つける」言動をします。中立であるべき読売新聞まで首相に偏った立場を取って「個人攻撃」を展開しました。これで日本国が正常な価値基準を持ち続けられるとは思えません。行政の偏った自分たちの仕事を減らすための言動が正当化されてしまいます。

省庁でも県庁でも市役所でも「法律に従って・・」と言いますが、ひどい解釈をしています。違法行為と認定できる言動もあります。国会で嘘が通ることを見せつけているのですから、役所が嘘をつくのは当然となってしまうでしょう。

権力は腐敗していく

韓国の前政権、朴政権は初めから権力を私物化していました。安倍政権は個人的付き合いがある人物たちが優遇される「忖度」の概念を持っていなかったようです。少なくとも安倍夫人には分っていなかったようです。

私の学生時代からの友人で国会議員の秘書官は、ゴルフ仲間ですが個人的つながりに関しては神経質でした。こちらが利用したいときでも必要以上に冷たく対してきて「無礼な奴」と感じるほどでした。それが彼自身の保身術でもあることは分っていても、こちらも利用されている部分があるので付き合いたくなくなります。それほど個人的な付き合いと区別しなければ公正にならないことを、首相、ならびに首相夫人には自覚してもらいたいものです。

加計学園 加計幸太郎理事長と安倍晋三首相とは、友人であるそうですが、この間柄で許認可に関わること自体、安倍首相は避けるべきでした。昭恵夫人が関係するなど不要な行動が目立ちますが、権力の腐敗とは、こうして知らず知らずのうちに進むのであり、意図しなくても長く権力の座にいることが腐敗を招くのです。癒着の意図がなくても進んでいくことを安倍首相・昭恵夫人が認識できていないことが間違いです。まして「お付き合い」の感覚が権力を意識できていない状態は改めるべきです。

結果として国会で嘘と思われる答弁を繰り返し、個人攻撃をするなど公人として不適切な言動が出てきてしまっています。自覚して姿勢を正せないのであれば、辞任すべき事態です。

権力者が取るべき姿勢について、小池東京都知事、内田前東京都議会議員なども含めて、熟考すべき事態です。

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